「和牛」不正輸出の疑い 中国籍の社長ら3度目逮捕(2023年4月4日)
「和牛」をカンボジアに輸出すると偽って香港に輸出したなどとして、中国籍の社長ら2人が逮捕されました。2019年以降、2人は同様の手口で総額40億円近くの不正輸出を行っていたとみられます。
中国籍の楊軍容疑者(46)と西槇学志容疑者(58)は去年9月、1億1898万円分の冷凍牛肉をカンボジアに輸出すると偽って申告し、必要な検疫を受けずに香港に輸出した疑いが持たれています。
カンボジアとの間には輸出する際に検疫条件などの規定がありません。
楊容疑者らはこれを悪用し、A5ランクなどの和牛を安く仕入れてはカンボジアに輸出すると偽って香港に輸出していたということです。
警察によりますと、楊容疑者が肉の手配をし、西槇容疑者がコンテナ船の手配を担当していて、コンテナを香港で降ろした記録から事件が発覚しました。
取り調べに対し、楊容疑者らは「カンボジア向けにすれば(検疫証明書などが必要がないので)香港向けよりも安く、大量に肉を用意できて儲けが出る」などと話し、容疑を認めているということです。
楊容疑者らは去年7月に同様の手口で和牛を不正に輸出したとして2度、逮捕されていて、いずれも起訴されています。
警察は2019年以降、2人が不正輸出した総額は40億円程に上るとみて調べています。
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