「江ノ電」で“アクアボニックス”=同じ水を循環させ野菜や魚を育てる(2023年4月3日)

「江ノ電」で“アクアボニックス”=同じ水を循環させ野菜や魚を育てる(2023年4月3日)

「江ノ電」で“アクアボニックス”=同じ水を循環させ野菜や魚を育てる(2023年4月3日)

 同じ水を循環させて野菜や魚を育てる「アクアポニックス」の取り組みが「江ノ電」で始まりました。

 神奈川県藤沢市にある江ノ島電鉄「江ノ島駅」では、ホームの裏に設置されたビニールハウスで野菜を育てています。

 実は、野菜に与えられている水は同じハウスの中にある淡水魚用の水槽にためていた水を循環させ、再利用したものです。

 魚の「ふん」はバクテリアが分解することで栄養素となり、水槽内の専用フィルターを通したうえで野菜を育てるプラントに供給されます。

 これは「アクアポニックス」と呼ばれるシステムで、開発した会社によりますと、同じ水を循環させることで水の使用量も減り、農薬も使わなくて済むなど環境負荷を減らすことができるといいます。

 先月31日、この方法で栽培されたレタスが初めて地元のレストランに出荷され、サラダとして提供されました。

 レストラン関係者:「これに何かをかけるよりは主菜のお肉とかと一緒に食べたい味で、味がしっかりしているし、ドレッシングいらない」

 現在はレタスと小松菜の2種類を栽培していますが、江ノ島電鉄は将来的には野菜の種類を増やし、魚の養殖にも取り組んでいきたいとしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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