桜が咲かない!食い荒らす外来種『クビアカツヤカミキリ』…専門家「ドイツでは発見したら元気な木でも燃やすが…」日本では手遅れ?(2023年3月30日)
満開の時期のはずが枯れてしまっている桜…その原因は桜の木を食い荒らす外来種「クビアカツヤカミキリ」です。一体どのようにして食い荒らすのか。対策はできないのでしょうか。
大阪狭山市の狭山池公園は、池のまわりに約1300本の桜の木が並び、桜の名所と言われています。3月27日に大阪で桜の満開が発表され、取材した28日にも多くの人が花見に訪れていました。
1年のうちわずか数日だけ花を開き、人々を魅了する桜。ところが…。
(記者リポート)
「こちらの木は半分枯れてしまっていますね。一部分には花が咲いていますけれども、それ以外の部分は花が咲いていません」
園内には他にも花を咲かせていない桜の木がちらほら。幹にはネットが張られています。
桜を枯らした犯人はクビアカツヤカミキリ。中国由来と言われ、2012年に愛知県で国内初確認。2018年に特定外来生物に指定されています。
(自宅で発見した人)
「自宅の外なんですけど、出たんですよ、庭に。なかなか殺虫剤でも3分の1くらい使いきるまで死ななくて、なかなか強力やなと思って」
大阪狭山市では2015年に初めて被害が確認され、年間200本ほどの桜が枯れているとみられます。
ナラ枯れなど木の被害について研究している京都府森林技術センターの小林正秀先生に話を聞きました。
(京都府森林技術センター 小林正秀主任研究員)
「このへんからおかしいじゃないですか。これなんかは全部枯れているんですよ。個体として死んでいます」
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