パン屋悲鳴「値上げしない月ない」 値上げラッシュで頭抱える中…4月から4892品目↑(2023年3月29日)

パン屋悲鳴「値上げしない月ない」 値上げラッシュで頭抱える中…4月から4892品目↑(2023年3月29日)

パン屋悲鳴「値上げしない月ない」 値上げラッシュで頭抱える中…4月から4892品目↑(2023年3月29日)

 4月から食料品や宅配便など、およそ4800品目が値上げとなり、生活にもさらに影響を与えそうです。

■小麦&卵↑…人気パン屋も悲鳴

 ベーカリー リベルベ豊洲店・小嶋亮代表取締役:「これは普通のいわゆる小麦粉ですね。これ砂糖です。パンって色んな粉との掛け合わせなんですよ」「(Q.一番多く入ってるのは小麦粉?)そうです」

 都内にある人気のパン屋さん。値上げラッシュに頭を抱えています。

 小嶋代表取締役:「小麦粉をはじめ、卵や乳製品、水光熱に至るすべてが上がってますので。影響及ぼさないものはないですね。もう値上げをしない月って、正直ないんですよね。必ず何かは上がってきているので」

 パンに使う原材料の9割を占める小麦も先週、さらなる値上がりが発表されたばかり。小麦は、安定的な確保につなげるため、政府が一括して調達したうえで、製粉会社などに売り渡しています。

 価格は年に2回、4月と10月に改定されますが、去年10月は、ウクライナ侵攻の影響を考慮し、価格は据え置かれました。

 しかし、今回の4月は5.8%値上げされます。パンは、その値上げの波をまともに受けてしまいます。

 小嶋代表取締役:「種類にもよって変わってくるんですけど、30%くらいは上がっていますね。どこで止まるのかということと、価格が戻るのかということが、将来的にすごく不安な部分ではありますね」

 小麦が値上げされると、現在の値段を維持することは困難になります。店は来月1日から、10円から60円の値上げに踏み切ります。

 クロワッサンは192円から203円に値上げしますが、人気商品のメロンパンとバゲットは、価格据え置きを決めました。

 小嶋代表取締役:「このお店は、割とリーズナブルな価格に押さえ込んで、色んなお客様に来店していただきたいがコンセプト」

 毎週必ず店に来るという常連客は、次のように話します。

 週2回以上利用 客:「(Q.4月から値上がり、どうですか?)来なくなるはないと思うんですけど、びっくりしましたね」

 週3回以上利用 客:「これだけ高騰していたら、他のものも値上がりしますし、仕方ないかなと思います」「値上がりしてでも維持できるようにしてもらえたら、ありがたいですね」

■バター&チーズ…宅配便も↑

 4月から値上がりするのは小麦だけではありません。帝国データバンクによりますと、今年2月の5528品目に迫る4892品目が値上げされる見込みです。

 雪印メグミルクは、家庭用ヨーグルトやバターなど137品目の値上げや内容量の変更を発表しています。

 また、森永乳業は、チーズやデザートなどを合わせた113品目。明治は、バターやプロテイン飲料などを合わせたおよそ160品目が値上げや容量変更の対象となっています。

 エネルギー価格の高騰などを理由に輸送業も値上げが始まります。

 ヤマト運輸は、サイズや届け先によって異なりますが、およそ10%の利用料引き上げを発表。佐川急便は、利用料を平均で8%引き上げます。

(「グッド!モーニング」2023年3月29日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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