巨大竜巻で26人死亡 カメラに発生の“瞬間” 激しい嵐直撃…命がけの救出活動も(2023年3月27日)
アメリカ南部ミシシッピ州で大規模な竜巻が発生し少なくとも26人が死亡しました。遠く離れた西部ロサンゼルスの近郊でも予兆がないまま竜巻が。
■轟音に嵐…巨大竜巻26人死亡
竜巻が通り過ぎた町…。残されたのは、無数のガレキの山…。原型をとどめている建物は、数えるほどしかありません。
地元住民:「あの時の5、6秒、一生のように感じたよ。このことは死ぬまで忘れられない」
24日の夜、アメリカ南部を襲った嵐で、竜巻が発生。翌朝にかけて、ミシシッピ州西部からアラバマ州で少なくとも24件の竜巻目撃情報があったといいます。
竜巻の通り道の一つとなったミシシッピ州ローリングフォーク。およそ1900人が暮らす町は壊滅状態に…。飲食店は、全壊を免れましたが、看板は吹き飛んでどこかへ。ガラスも粉々。店の中は滅茶苦茶。屋根もなくなりました。
飲食店のオーナー:「とても悲しい」
気象学者によると、今回の竜巻は1時間以上、およそ280キロにわたって地上を進み、町を破壊。これまでに26人の死亡が確認されています。
■予兆なく…突然発生した巨大竜巻
アメリカ西海岸、カリフォルニア州。ロサンゼルスで竜巻が。がれきが舞い始め、異変に気付き撮影していると…。奥の雲が竜巻状に。建物の中から撮影を続けると、警報もなく何の予兆もないまま襲ってきた竜巻。場所はカリフォルニア州モンテベロ。ロスの中心部からおよそ10キロしか離れていない都市部で、竜巻が発生したのです。工場の屋根が飛ばされ、車などにも多くの被害が。
■激しい濁流 救助しようにも…突風が襲う
大気の不安定な状態が続くカリフォルニア州。大気の川と呼ばれる大量の水蒸気が覆い今年に入り12回も嵐に襲われているカルフォルニア。画面中央、川岸のコンクリートに必死にしがみつく男性。ヘリで引き上げようと男性に近付きます。しかしレスキュー隊は風に流され飛ばされてしまいます。取り残される男性。命懸けの救助活動が続きます。
ヘリで男性を救助しようとするも、突風が襲い風に流されるレスキュー隊。なんとか男性を捕まえますが…。激しい濁流に2人とも流され掛けます。普段ほとんど水が流れてないロサンゼルス川。連日の雨で一気に増水。なんとか男性を引き上げ無事救助されました。
男性はロサンゼルス市内の病院に搬送され、低体温症と診断されました。けがはないということです。転落の原因は分かっていません。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2023
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