岸田総理ウクライナ電撃訪問殺傷能力ない装備品支援など表明　両国の関係を「特別なグローバルパートナーシップ」に

岸田総理ウクライナ電撃訪問殺傷能力ない装備品支援など表明　両国の関係を「特別なグローバルパートナーシップ」に｜TBS NEWS DIG

ウクライナを電撃訪問した岸田総理は、ゼレンスキー大統領との首脳会談を行い、新たな無償支援や殺傷能力のない装備品支援を行うと表明しました。ウクライナを出発した岸田総理は、きょう午後、ポーランドに到着しています。

日本時間のきのう午後7時すぎ、岸田総理はウクライナの首都キーウに列車で到着しました。ウクライナの外務次官に出迎えられ、ホームを歩きます。

その後、岸田総理はキーウ近郊のブチャを訪問。花を手向け、黙祷しました。ブチャはロシア軍によって400人を超える市民が殺害された場所です。

岸田総理
「こうした残虐な行為に強い憤りを感じます」
「お元気でお過ごしください」

その後、キーウに戻って行われたゼレンスキー大統領との首脳会談では、両国の関係を「特別なグローバルパートナーシップ」に格上げすることで合意しました。会談後の共同記者会見では…

ウクライナゼレンスキー大統領
「岸田首相は5月に広島市で開催される予定のG7サミットに私を招待しました。私は、オンライン形式の参加を受け入れました」

また、岸田総理は「日本ならではの形の支援でウクライナを支えていく」として、エネルギー分野などへのおよそ620億円の無償支援や殺傷能力のない装備品支援を行うと表明しました。

岸田総理
「今回の訪問に際しては、ウクライナが現在、戦時下にあるということから安全対策などの観点もあり、事前には厳格な情報管理を行いました」

今回の訪問について、岸田総理はこのように述べる一方、事前にロシア側に通告したのかについては言及を避けました。

今回の訪問について外務省幹部は、中ロ首脳会談と同じタイミングとなり、海外から注目されたことを評価した上で…

外務省幹部
「『支援を続ける』と口で言うだけとはやはり違う。総理が現地に行って、肌で感じた意義は大きい」

一方、国会では…

立憲民主党岸真紀子参院議員
「現職総理が事前に公表せず、戦争当事国を訪れたのは戦後初めてですが、リスク管理がどうであったのか疑問です」

松野博一官房長官
「ウクライナでの警護につきましては、ウクライナ政府が全面的に責任を負って実施をしたところでございます」

国会ではあさって、岸田総理からウクライナ訪問についての報告を受けることが決まりました。

▼TBS NEWS DIG 公式サイト　https://ift.tt/MQYoHqS

▼チャンネル登録をお願いします！
http://www.youtube.com/channel/UC6AG81pAkf6Lbi_1VC5NmPA?sub_confirmation=1

▼情報提供はこちらから「TBSインサイダーズ」
https://ift.tt/RVhzuq8

▼映像提供はこちらから「TBSスクープ投稿」
https://ift.tt/64LO7b2