仏議会で「内閣不信任案」否決 “年金改革”抗議デモ続く(2023年3月21日)
フランス議会でマクロン大統領肝煎り（きもいり）の年金改革案が強行採択されたことを受け、出されていた内閣不信任案が否決されました。
フランスの下院にあたる国民議会で20日、野党から出された内閣不信任案が僅差で否決されました。
マクロン政権が先週、年金改革法案を強行採択したことを受け提出されていたもので、内閣不信任案が可決されれば採択が帳消しとなっていました。
否決されたため年金改革法案は採択されたとみなされますが、野党はさらに法案を憲法評議会にかけるとともに国民投票の実施を求めています。
フランスでは強行採択以降、毎日デモが行われていて、この日もパリのオペラ座のそばでごみに火を放つなど各地で一部が暴徒化しました。
23日には大規模な抗議運動が呼び掛けられています。
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