東京・神奈川、住宅街で火災相次ぐ
関東の多くの地域で乾燥注意報が出される中、きのうからきょうにかけて東京や神奈川の住宅街で火事が相次いでいます。
きのう午後3時過ぎ、東京・世田谷区若林の2階建ての二世帯住宅で火事がありました。東京消防庁によりますと、ポンプ車など21台が出動し、火はおよそ2時間後にほぼ消し止められましたが、住宅1階部分の140平方メートルが焼けました。警視庁によりますと、1階部分に住む田中佳代さん（85）が病院に搬送されましたが死亡しました。2階部分に住む60代の夫婦は自力で避難し、妻がのどの痛みを訴えていますが命に別状はないということです。
また、神奈川県平塚市ではきのう午後10時すぎ、2階建て住宅で室内の報知器が煙を感知し、駆け付けた警備会社から119番通報がありました。ポンプ車など14台が出動し、およそ3時間半後に火は消し止められましたが、住宅は全焼しました。警察によりますと、この家に住む50代と70代の母娘は外出していたため無事だったということです。
日付変わってきょう午前0時半ごろ、東京・目黒区碑文谷の2階建て住宅でも火事がありました。東京消防庁によりますと、ポンプ車など29台が出動し、およそ2時間後に消し止められましたが、1階・2階部分あわせて90平方メートルが焼けました。警視庁によりますと、男性1人が助け出されましたが、その後、死亡が確認されたということです。警視庁は男性の身元の確認を急ぐとともに出火の原因を調べています。
（06日04:46）
