「準決勝、決勝で何か野球選手から伝えられることを証明していけたら」伊藤大海(2023年3月17日)
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表「侍ジャパン」は16日、準々決勝でイタリアを相手に9-3で勝利し、準決勝進出を決めました。
伊藤大海投手が試合後、記者の質問に答えました。
伊藤大海
Q:プレッシャーのかかる場面での登板だったがどんな想いでマウンドにあがったか
伊藤:そうですね。マウンドに向かった時に、栗山監督からも、点を取られてはいけないとか考えなくていいと言われたんですけど、そこを任された以上、(ランナーを)返したくなかったので、絶対返さないという気持ちで投げました。
Q:いざマウンドに上がったら普段と違う感じはあったか
伊藤:ああいう場面で登板することが今までなかったので、ランナーを背負った状態でのスタートというのは緊張もしましたし、最初浮ついている感じもあったんですけど、そのあとすぐ入れたので良かったと思います。
Q:真っすぐ中心の投球だったが、きょうのボールはどうだったか
伊藤:自分の中でも真っすぐがいっているなというのがあったので、変化球で打たれるくらいだったら、気持ちぶつけていこうかなと思いました。
Q:きょうの東京ドームの歓声はどうだったか
伊藤:僕がプロ野球選手になってからファンの皆さんの前でプレーするというのが少なかったので、歓声がある中で。すごく楽しかったというか、ワクワクした気持ちで投げている最中も(マウンドを)降りた後も感じました。
Q:きょうの試合を振り返って
伊藤:1次ラウンドとは違った緊張感の中での試合だったので、僕自身すごくいい経験になっていると思いますし、さらに上を目指したいなと思いました。
Q:投げ終わった後、大谷選手から話しかけられたか
伊藤:ベンチで一番最初に迎え入れてくれて、「ナイスピッチ」と言ってもらいました。
Q:何か言葉は返したか
伊藤:僕も興奮していたので、特に返せはしなかったですけど、うれしかったです。
Q:東京ラウンドを振り返って
伊藤:緊張感というか、オリンピックの時とちょっと違った雰囲気の中で試合ができることはありがたいことですし、準決勝、決勝で何か野球選手から伝えられることを証明していけたらいいなと思います。
Q:準決勝、決勝でどんなピッチングをしたいか
伊藤:任された場所で自分のやるべきことだけをやるだけかなと思います。
Q:どういうことを厚澤コーチから言われたのか
伊藤:吉井さんがマウンドに行ったタイミングで、このバッターで大谷さんは終わりと聞いていたので、ランナーがいる場面での登板で、2アウトというあと1人だったので、バッターだけ、ランナー気にせず、返さないという気持ちは持ってましたけど、集中していました。
Q:カウント2ボールの厳しい場面だったが、どうだったか
伊藤:ここ最近ゲームで投げたときに、ボール先行のことはなかったので、あれ、という感じはありましたけど、そこで引いたら負けだなと思って投げていました。
Q:大谷さんから頭ポンポンとされていたがどうだったか
伊藤:うれしかったですね。誰がということは関係ないですけど、前のピッチャーが途中でマウンドを降りた悔しさというのはすごくわかるので、そこを絶対ゼロで帰ってくるんだという思いがブルペンとしての役割だと思うので、そこを体現できて良かったと思います。
Q:大谷さんの後を継いで抑えられたというのは
伊藤:1次ラウンドいろんな活躍でチームを引っ張ってくださっているので、そこは大谷さんの自責にならないようにというか、絶対カバーするんだという思いはありました。
Q:ロジンも結構つけていましたね
伊藤:いつもの倍手汗が出ていたので、触れちゃいました。
本当に無意識というか勝手にロジンに手がいってました。
Q:しびれる場面だったか
伊藤:そうですね。ああいう場面で投げるというのは、ピッチャーとしてはうれしいことなので、そこに対しても興奮していましたし、きょうの球場の雰囲気だったり、いろんなことに興奮した状態だったので、そんな感じです。
Q:試合中、登板のタイミングが定まらない中で準備する難しさはあったか
伊藤:そこもベンチもそうですし、ブルペンの厚澤コーチもすごく良い連携が取れて、「だいたいこの辺に合わせておいてくれ」という、厚澤コーチもブルペンに入る選手もルーティンを理解しているので、準備としてはスムーズにできているかなと思います。 ※この映像にはナレーションはありません。ご了承ください。
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