「コロナ治療薬の治験を行う」などの情報を事前に知り株を購入 インサイダー取引で会社役員の男３人逮捕 警視庁

「コロナ治療薬の治験を行う」などの情報を事前に知り株を購入 インサイダー取引で会社役員の男３人逮捕 警視庁

医療ベンチャー「テラ」が新型コロナ治療薬の開発に乗り出すという未公開情報を元にインサイダー取引をしたとして、会社役員の男３人が警視庁に逮捕されました。

逮捕されたのは、横浜市の建設会社社長・久保田俊明容疑者（５３）ら３人です。３人はジャスダック上場の医療ベンチャー「テラ」が「メキシコで新型コロナ治療薬の治験を行う」などといった情報を公開前に入手し、テラの株を買い付けた疑いがもたれています。

警視庁によりますと、３人は知人で、当時、「テラ」と業務提携していた会社の男性役員（５０代）から情報を聞き、株を買い付けたということです。１００円前後で推移していたテラの株価は情報公開後、２１７５円まで急騰していて、警視庁は３人が５０００万円ほどの利益を得たとみて調べを進めています。（04日23:17）