目標「台湾統一」 習体制3期目に 中国・全人代閉幕(2023年3月13日)
中国の国会にあたる全人代=全国人民代表大会が13日午前、閉幕しました。異例の3期目に突入した習近平国家主席が、さらに権力集中を進めています。
(冨坂範明記者報告)
重要会議の締めくくりとして、習主席が行った演説のなかで最も大きな拍手が出たのは、台湾統一についての決意でした。
中国、習近平国家主席:「外部勢力の干渉と“台湾独立”派の分裂運動に断固反対し、祖国統一プロセスを揺るぎなく推し進めなければならない」
また、アメリカの半導体規制などを念頭に、「科学技術の自立自強」を目指す姿勢も強調しました。
全人代での機構改革では、科学技術分野に、共産党の統制を強める姿勢を明らかにしています。
さらに、習主席は外資系の企業などが警戒を強める「共同富裕」という言葉についても、あえて言及しました。
経済の先行きが厳しいなかで、権力集中をさらに進めた3期目の習近平体制のかじ取りが注目されます。
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