運転中に車流され「窓から逃げた」関東北部で“記録的大雨”冠水も(2023年9月4日)
4日は、関東地方で、予想を超える大雨となりました。
宇都宮市付近には、記録的短時間大雨情報が発表されました。午後1時までの1時間に110ミリの猛烈な雨が降ったとみられています。雨は降り続き、2度目の記録的短時間大雨情報が出されました。午後3時30分までの1時間で、約110ミリの大雨です。宇都宮だけでなく、栃木県と茨城県で計6回、記録的短時間大雨情報が出されました。
この大雨は、台風だった低気圧が引き起こしたものです。南の海上で発生し、列島へ進んでいた台風12号。3日午後、熱帯低気圧に変わったものの、暖かくかく湿った空気が断続的に列島へ流れ込みました。その影響で、関東北部では、大気の状態が非常に不安定となり、活発な雨雲が発生。猛烈な雨が降り続きました。
宇都宮市で車が浸水。一時は、窓の高さまで浸水していました。車に乗っていた人は、こう話します。
車を運転していた男性（69）：「（Q．最初は通行できる水の深さ）そうそう、いきなりね。走って逃げたんだから。それで途中から車が浮いたような状態になって、ハンドルも切れなくなっちゃって、ぐるって回された。10メートルぐらいは流されたかな。（Q運転席の窓開いているが、そこから逃げた）そうそう窓から。（Q．窓はもともと開けていた）いや、開けたんですよ。（Q．乗ってるときはどう感じた）もうこれで終わりかなと思いましたよ。段々、水かさが増えてきたので。早いんです、水かさが増えるのが」
宇都宮市内では、夕方になって雨は上がってきましたが、片付けをしている人の姿がありました。
近くの川が氾濫。連絡を受けた遠藤さんは、外出先から戻りました。
自宅が床下浸水・遠藤道代さん（73）：「（Q．どこまで水が）玄関の中のタイルのところ。（Q．ギリギリ床上までは）上にはいかなかった。（Q．きょうここまでの雨が降るとは）ここまでは思ってなかったよね」
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