保育所に必要な感染対策とは? “休園の一律基準なし”に現場は困惑(2022年2月4日)
保育所にとって、本当に必要な感染対策は何なのでしょうか。
保育士は「ソーシャル・ディスタンス」という訳にはいきません。
東京都大田区にある認可保育園では、ある人の力を借りて感染対策を行っています。
保育士とは別に、コロナ対策として「用務員」の人が働いています。
シルバー人材の竹内幸子さん(66)です。
用務員・竹内幸子さん:「ここ全部、子どもたちが触るんで・・・」
新型コロナ対策のため、用務担当の職員として採用されました。
こちらの保育園では、「保育」と「感染対策」を分業することで、両立を図っています。
用務員・竹内幸子さん:「『ゆきこさん来てからキレイになった』ってとても喜んで頂いて」
そのかいもあってか、これまで園内感染の発生はありません。
未来のツリー保育園・保育士:「子どもたちと接する時間がゆったりと穏やかにすることができて、本当にとても良かったなと思っています」
ただ、保育所に用務員の配置基準はなし。
未来のツリー保育園・保育士:「国の方からも(人員配置の)補助金を出して頂いたりとかして感染対策に力を入れて頂けたら」
そしてもう一つ、保育の現場が求めているのが「休園の判断基準」です。
未来のツリー保育園・河合清美園長:「(休園の判断が)出たとこ勝負という、そのあたりが不安なところ」
厚労省は「休園の判断」について、全国一律の基準を設けていません。
保育園がある大田区の担当者は・・・。
大田区役所子ども家庭部保育サービス課:「一律の基準を定めてはおらず個別に判断しています」
ただ、現場は「休園の判断基準」を必要としています。
未来のツリー保育園・河合清美園長:「どう判断するかを共有して、また保育を再開していく方が結果として休む日数が少なくなるんじゃないかな」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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