両手両足縛られた52歳女性遺体 鍵開いた状態 軽乗用車が不明(2023年6月7日)
福岡県の町営住宅で両手両足が縛られた女性の遺体が見つかった事件。所持品が奪われたかなど捜査が進むなか、女性の軽乗用車が先週末からなくなっていることが近隣住民への取材で分かりました。
■「足の踏み場ない」目撃者激白
現場となったのは福岡県水巻町にある町営住宅の一室です。パート従業員の辻つぐみさん（52）が両手と両足を縛られた状態で死亡しているのが見つかったのは5日午後8時半ごろ。通報した近所の住民は室内の状況に違和感を覚えたといいます。
通報した近所の住民：「車で帰ってきて、それで裏をのぞいてみたら倒れていた。うつぶせで倒れていたから、それからすぐ警察に電話して警察を呼んだ」「（Q.部屋の状態は？）もう足の踏み場がないような状態。台があって（辻さんは）台の下に入り込んでいた」「（Q.不自然な状況をどう感じた？）不自然というか、初めに見た時には泥棒か何かが入ったのかと思った。本当にそれくらい散らかっていて、何もかもバーッと引き出しとか仏壇の所も全部開けられているような感じだった」
玄関の鍵は開いた状態で、部屋の中が荒らされた跡があったといいます。町営住宅に一人暮らしだったという辻さん。所持品などがなくなっているかは現在、捜査中です。
通報した近所の住民：「（Q.服装の乱れは？）服は乱れていなかった。ちゃんと服は着ていた。着ていたけど肩くらいしか見えていない。ズボンもはいていた、足がちょろっと見えた。テーブルの下から。手はこんな下の状態」「（Q.『気を付け』の状態？）みたいな感覚。うつぶせの状態」
■鍵開いた状態 軽乗用車が不明
辻さんは首を絞められたことによる窒息死で、2日に仕事を終えた後、3日にかけて殺害されたとみられます。また、近所の人によりますと、辻さんが普段使っていた軽乗用車が先週末からなくなっているそうです。
遺体の手足が縛られ、部屋は荒らされ、車がなくなっているなどの状況から、警察は殺人事件として捜査本部を設置し、犯人の行方を捜しています。
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