【危険な暑さ】“皇居ラン”の達人も「参った」 東京で6月史上最高の36.4℃記録
30日も各地で危険な暑さとなっています。東京都心の最高気温は6月としては史上最高の36.4℃と、6日連続の猛暑日となりました。また、過去最も早い梅雨明けとなり、レジャーなどで異変が続出しています。
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6月にして、既に酷暑となりました。埼玉県熊谷市では30日、39.5℃と体温を大幅に上回る気温を記録しました。
東京都心も、もちろん――
記者
「午後3時すぎの東京・表参道です。地面からも熱を感じ、立っているだけで、汗がふき出しそうな暑さとなっています」
午前中に35℃を超えて、6日連続の猛暑日になりました。6月としては、観測史上1位の36.4℃を記録しました。
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この暑さを避けるため、午前6時前には、多くのランナーが皇居周辺を走っていました。
午前5時前から走っているという人は、「『フルマラソン走ろう』っていうので、みんなで来たので、まだ序盤戦」と余裕の表情です。
朝といっても、さすがに暑さが厳しいようで、手にしていたのは、ゼリー状の経口補水液。「熱中症とかになるのを防ぐというのと、あと冷たいんで」と、熱中症対策も万全でした。
皇居ランナーたちの中には、60代の男性の姿もありました。実はこの男性は今年1月、都心で大雪となる中、9時間以上ウオーキングをしていた“つわもの”です。
――何時からウオーキングしてる?
男性(66)
「(午前)6時半」
――(午前)6時半!?
男性(66)
「そんな寒くない。ずっと動いてますから」
それでも、新型コロナウイルスの影響で、夏に走るのは3年ぶりということです。
――このあと、どれくらい走る?
男性(66)
「きょうはやめます。体が暑さについていけない」
男性はその後も走りつづけましたが、予定を早めて切り上げました。つわものも音を上げるほどの厳しい暑さとなりました。
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神奈川県では、7月1日の海開きを前に、海水浴を楽しむ人たちの姿がありました。
「たのしいですね」
「たのしいな~」
「(海に)入りたい。子供たちだけじゃなく、自分たちも入りたいよね」
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異例となる猛暑の影響は、都内の傘専門店にも及んでいます。
Waterfront JIYUGAOKA TOKYO 村上健二さん
「梅雨明けが早くて、一気に『日傘』が売れているということは、珍しいケースです」
過去、最も早い梅雨明けで、日傘が飛ぶように売れているといいます。
20代
「最近すごい暑くて、日差しも強い日が多いなと思ったので、それを機に買いに来ました」
60代
「どうしても仕事があって出るときは、日傘があった方がいいかなと思いまして」
店には、うれしい悲鳴かと思いきや、商品は品薄になりました。
Waterfront JIYUGAOKA TOKYO 村上健二さん
「商品の供給が、想定以上に非常に間に合わない状況が続いてますね」
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茨城県にある高さ120メートル、4段になって水が流れ落ちる「袋田の滝」でも、暑さを避けて訪れた観光客の姿がありました。
東京から来た観光客
「涼を求めてってことで、この緑と水を見るというのは気持ちいいですね」
しかし、今年は“ある異変”が起きていました。
袋田観瀑施設 谷部裕支配人
「二段目の部分なんですが、二股に流れるところが、左側は水量が止まっているような状況ですね」
本来なら、この時期は全体的に水が流れていますが、今年は雨が少なく、岩肌が見えるほど水量が少なくなっていました。
(2022年6月30日放送「news every.」より)
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