【キレイにと善意で?】石像のコケが剥ぎ取られる被害…『防犯カメラのこすり落とすような姿』法善寺「せっかくなら今お参りを」(2022年2月4日)
「水掛不動尊」で知られる大阪・ミナミの法善寺で、石像のコケが剥ぎ取られる被害がありました。
法善寺の境内にある石像に水をかけると願いが叶うとされ、戦後から長い年月をかけてコケに覆われた中央の石像は「水掛不動尊」として地元の人たちに親しまれています。ところが去年12月、水掛不動尊の両隣にある石像2体の頭や顔のコケが剥ぎ取られる被害にあったのです。
(記者リポート)
「全身コケに覆われて、親しまれていた石像ですが、頭と顔の部分が剥がされてしまっています」
防犯カメラには男性がコケをひしゃくでこすり落としているような姿が映っていて、寺は警察に被害届を出しました。
その約1週間後、石像の頭を拭いている男性の姿を寺の職員が目撃して、寺が警察に通報。警察が署で話を聞いたところ、男性は「みすぼらしかったのできれいにしてあげたかった」などと反省した様子だったため、寺は被害届を取り下げたということです。
(法善寺 神田眞英副住職)
「コケですから、また生えてもきますし、お顔を見させていただくことができて、手を合わせることができますので、せっかくならば今このようなお姿の中ではありますが、お参りいただいて、またたくさんの方にお水をかけていただいて、元通りのお姿になっていただければありがたいことだと思っています」
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