劇物「タリウム」 “酒に混ぜ”飲ませたか…京都・女子大学生殺害疑い 逮捕の37歳男(2023年3月6日)
京都市で女子大学生にタリウムを摂取させ、殺害したとして知人の男が逮捕された事件。男は、タリウムを酒に混ぜて飲ませた可能性があることが分かった。
■タリウム 無味無臭で…毒性が強く劇物に指定
3日に逮捕された、宮本一希容疑者(37)。知人で、立命館大学3年の浜野日菜子さん(当時21)にタリウムを摂取させ、殺害した疑いが持たれている。
警察によると、去年10月、浜野さんは自宅マンションで宮本容疑者と2人で飲酒した後、体調が急変したという。
逮捕前の宮本容疑者:「飲酒後、浜野さんのせきが止まらなくなった」
浜野さんは病院に搬送されたが、3日後に亡くなった。その後、尿などを鑑定した結果、タリウムが検出されたのだ。
タリウムは無味無臭で水に溶けやすく、毒性が強いことから劇物に指定されていて、購入には厳しい規制がある薬物だ。
■自宅に向かう姿 防カメに…体調崩した様子なし
宮本容疑者は4年前、自身のビジネスについて、こう語っていた。
宮本容疑者:「ミヤモトカズキといいます。舞妓(まいこ)さんをお呼びをして、お座敷で遊んでいただくという、いわゆるお茶屋の営業をしているんですけれど」
浜野さんのバイト先で知り合ったという2人。捜査関係者によると、浜野さんが宮本容疑者の会社のイベントにスタッフとして参加していたことも分かっている。
2人は京都市内のバーで飲食後、自宅に向かう姿が防犯カメラに映っていたが、浜野さんが体調を崩したような様子はなく、警察は、宮本容疑者がタリウムを酒に混ぜ、飲ませた可能性があるとみている。
一方、宮本容疑者は、取り調べに黙秘を続けている。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2023年3月6日放送分より)
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