“梅干し離れ”10年で4割減少…「食い止めたい」老舗が奮闘 日本初「梅専門カフェ」(2023年3月6日)
梅の花が各地で見頃を迎えていますが、日本人に長く愛され続けてきた梅干しの消費量が減っています。魅力を伝えようと奮闘する老舗を取材しました。
■“梅干し離れ”10年で4割減少
この週末、山梨県甲府市の「不老園」では、満開を迎えた梅を見ようと行楽客でにぎわいました。
行楽客:「春だなと感じます」
そんな梅の花と関わりが深く、長く「ごはんのお供」として愛されてきたのが梅干しですが…。
街の人:「(梅干しは)今は、冷蔵庫にはないです。他にも、色んなご飯に合うものがあるので」
200年近く梅干しを作り続けてきた漬物店でも…。
吉田屋・大山壮郎社長:「自分の自宅でさえ、食卓に梅干しが普段から置いてあるということが減ってきている。食文化としてパンが朝食に選ばれたりとか」
総務省の調査によると、2002年に1世帯あたり年間1キロ以上あった梅干しの消費量が、おととしは658グラムと、20年で4割近く減少していました。
■老舗店が奮闘「色んな楽しみ方を…」
「加速する“梅干し離れ”を食い止めたい」、そんな思いもあって、大山社長がオープンしたのが、日本初だという梅専門のカフェです。
定番のおにぎりに、焼きおにぎりの梅茶漬けは、9種類の梅干しの中から好みの味を選べるシステムです。
また、すっぱいものから甘いものまで、梅干しだけを味わい尽くしたい人には、こんなメニューもあります。
客:「家で作る梅干しと違う梅干しを食べてみようということで来てみました」「なんだか信じられないね、こんなにおいしいもの」
さらには、梅を使ったスイーツまであります。
大山社長:「梅干しのしょっぱい、すっぱいだけを食べるというだけでは厳しいと感じています。色んな楽しみ方をしてもらいたい」
(「グッド!モーニング」2023年3月6日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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