統計の観点から見ると「おおむね今がピーク」専門家が解説(2022年2月3日)

統計の観点から見ると「おおむね今がピーク」専門家が解説(2022年2月3日)

統計の観点から見ると「おおむね今がピーク」専門家が解説(2022年2月3日)

東京都が3日に確認した新型コロナウイルスの新たな感染者は2万679人で、2日連続で2万人を超えました。

ピークアウトは、いつになるのでしょうか。統計の観点から見ていきます。

今後の予測について、統計数理学が専門の政策研究大学院大学・土谷隆教授の試算によりますと、おおむね今が、ピークと予測しています。この予測については、前提条件として、イギリスや南アフリカの状況、そして大阪のモニタリング検査などをもとに、実際の感染者は、発表された数の20~30倍いると想定し、ある程度、集団免疫があるという設定となっています。ただ“人流の抑制”や“ワクチン効果”などは条件に入っていないため、土谷教授は「安心して気を緩めることのないように社会生活は維持しつつも、感染対策は続けてほしい」としています。

人流の抑制などを踏まえて、AIがピークアウト後の状況を予測したデータです。内閣官房のシミュレーションチームのメンバーでもある名古屋工業大学・平田晃正教授が、前提条件として、まん延防止等重点措置による人流抑制や、感染者が発表された数の4倍を想定などを踏まえて試算しました。この予測でも、ピークは来週ごろで、時期はほぼ同じですが、その後の減少スピードは緩やかで、3月以降は、1万4000人台で横ばいが続くといいます。

平田教授は「昼間の人流が、今と同じなら緩やかな減少となり、3月以降は年度末で人の移動が増えるため、下げ止まる」といいます。
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