“タリウム”で女子大生殺害か…京都で知人の37歳男逮捕(2023年3月3日)
京都市の集合住宅で、女子大生に劇薬のタリウムを摂取させ、殺害したとして、京都市左京区の自営業・宮本一希容疑者(37)が逮捕されました。
宮本容疑者は、去年10月12日、京都市北区の大学生・浜野日菜子さん(当時21)さんの自宅で、何らかの方法で浜野さんにタリウムを摂取させ、殺害した疑いが持たれています。
警察によりますと、宮本容疑者は、浜野さんと京都市内の飲食店で食事をしたあと、浜野さんの自宅へ行きました。2人で過ごしている間に浜野さんの体調が急変し、せきが止まらなくなったということです。浜野さんは、病院で治療を受け、一度は心拍が再開しましたが、15日に死亡が確認されました。
宮本容疑者は警察の調べに対し、黙秘しています。
◆殺害現場とされる女子大生の自宅前からABCテレビの羽島寛成記者の報告です。
現場は閑静な住宅街に建つ学生マンションです。私の後ろを通る北大路通りは、この時間になっても比較的、交通量が多いように感じます。殺人容疑で逮捕された京都市左京区の自営業・宮本一希容疑者(37)は、この集合住宅の一室で浜野さんと2人でいたときにタリウムを摂取させ、死亡させた疑いが持たれています。ただ、宮本容疑者がどのように浜野さんにタリウムを摂取させたのかや、入手ルートについてはわかっていません。宮本容疑者は、当時、警察に対し、「せきが止まらず看病していたが、朝まで状態が変わらなかったので、両親に電話して迎えに来てもらった」と話していたということです。
浜野さんは病院で治療を受け、一度は心拍が再開しましたが、15日に死亡が確認されました。診察した病院の医師から「事件かもしれない」と大阪府下の警察署にあったということです。その後の捜査で、浜野さんが嘔吐したものや尿から、タリウムが検出されるなどして、死因は、タリウム中毒によるものと判断されました。そして、防犯カメラの捜査や第三者の介入などがないことから宮本容疑者の関与が浮上したということです。
(Q.宮本容疑者と浜野さんの関係は、どういったものだったのでしょうか)
宮本容疑者と浜野さんは知人関係だったということですが、いつごろから、どのようにして知り合ったのかということはわかっていません。宮本容疑者は、現在、黙秘していますので、このあと、動機についても調べていくことと思われます。
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