ガソリン“価格抑制策”「限界近付いている可能性」(2022年2月3日)

ガソリン“価格抑制策”「限界近付いている可能性」(2022年2月3日)

ガソリン“価格抑制策”「限界近付いている可能性」(2022年2月3日)

 2日、資源エネルギー庁が発表した先月31日時点のレギュラーガソリンの全国平均価格は、先週より0.7円高い、1リットル当たり170.9円でした。

 政府は先週、石油元売り会社に1リットル当たり3.4円の補助金を出す、異例の価格抑制策を発動しましたが、4週連続の値上がりとなっています。

 これについて、専門家は、次のように話します。

 ニッセイ基礎研究所・上野剛志上席エコノミスト:「おそらく過去に高い価格で仕入れた在庫が、まだガソリンスタンドに残っていて、その分に関して、高値で売らざるを得なかった」

 ただ、もともと見込まれたガソリン価格の大幅な高騰は抑えられたことから「抑制策の効果は一定程度は表れている」とみています。

 政府は3日以降、補助金の支給額を1リットル当たり3.7円に引き上げます。

 今の補助金で、今後もガソリン価格を抑えることはできるのでしょうか?

 ニッセイ基礎研究所・上野剛志上席エコノミスト:「政府の補助金は、最大で5円という仕組みになっているが、上限までは残り1.3円分しかない。直近では、原油価格が上昇基調にあるので、補助金の価格抑制効果は、限界に近付いている可能性がある」

(「グッド!モーニング」2022年2月3日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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