日銀総裁候補・植田和男氏「現在の金融緩和はメリットが副作用を上回る」所信聴取で継続意思示す|TBS NEWS DIG
日本銀行の総裁候補・植田和男氏の所信聴取がきょう、参議院で行われました。植田氏は、現在の日銀が行っている金融緩和策はメリットが副作用を上回ると述べました。
次期日銀総裁候補 植田和男氏
「非常に誰がやっても難しい厳しい状況である。チャレンジングな課題に挑んでみたい、という一点でございます」
先週金曜日の衆議院に続き、参議院での所信聴取に臨んだ経済学者で次の日銀総裁候補の植田氏。植田氏はこのように述べた上で、異次元緩和策を続ける考えを示しました。
次期日銀総裁候補 植田和男氏
「現在の金融緩和はメリットの方が副作用を上回っていると」
また、植田氏はアベノミクスを踏襲するか問われたのに対しては、「デフレではない状況を作り上げた。雇用拡大などの成果は上がっている」と評価した上で、「持続的安定的な2%の物価安定目標を続けるという意味で踏襲する」と述べました。
植田氏の聴取が行われた先週金曜日に外国為替市場では1ドル=136円台へと円安方向に進み、きょうも136円台で小幅な値動きが続いています。
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