「ワグネル」トップとロシア国防省の対立激化(2023年2月23日)
ロシアの民間軍事会社「ワグネル」を率いるプリゴジン氏と、ウクライナ侵攻で具体的な勝利を得られていない国防省の対立が激しさを増しています。
プリゴジン氏は21日、ゲラシモフ参謀総長とショイグ国防相がワグネルへ弾薬の供給を禁止し、ワグネルを破壊しようとしているとSNSで非難しました。
国防省は「全く真実ではない」と反論しましたが、プリゴジン氏は、ワグネルは必要な弾薬の8割を受け取っておらず、国防省の回答は「犯罪を隠蔽(いんぺい)する試み」だと即座に反論しました。
一方、一時プリゴジン氏との対立がささやかれたチェチェン共和国のカディロフ首長は19日、SNSでワグネルの重要性を指摘し、自らも将来的に民間軍事会社を設立する意向を表明するなど、プリゴジン氏を支持する姿勢をアピールしています。
独立系メディアは、21日のプーチン大統領による年次教書演説の会場にプリゴジン氏とカディロフ氏が出席していなかったと指摘しています。
この演説についてプリゴジン氏はSNSで「見ている暇がなかった」と一蹴し、プーチン氏を恐れない姿勢を見せています。
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