淀川で死んだマッコウクジラ淀ちゃんは「46歳」死因が“寿命ではない”ことは判明(2023年2月23日)

淀川で死んだマッコウクジラ淀ちゃんは「46歳」死因が“寿命ではない”ことは判明(2023年2月23日)

淀川で死んだマッコウクジラ淀ちゃんは「46歳」死因が“寿命ではない”ことは判明(2023年2月23日)

大阪の淀川で見つかり、その後死んだマッコウクジラの「淀ちゃん」について、国立科学博物館が「年齢は46歳で寿命が死因ではない」とする調査結果を公表しました。

 国立科学博物館が行った学術調査によりますと、今年1月に大阪湾の淀川河口近くで見つかり、その後死んだマッコウクジラの体長は約14.7mで体重は38トン。歯の断面に表れる成長層を数えた結果、年齢は46歳でした。マッコウクジラは70歳から80歳まで生きた記録があるため、死因は寿命ではないものの、病気を患っていたかどうかや、なぜ淀川に迷い込んだのかについては断定できなかったということです。

 調査の後、クジラは紀伊水道沖に沈められましたが、採取した皮脂や筋肉は今後環境汚染の研究に活用するほか、下あごの歯は国立科学博物館で標本として保管・展示される予定です。

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