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プーチン大統領が演説「責任は西側に」…侵攻を正当化も迷走?専門家「反撃の危険性」(2023年2月22日)
ロシアのプーチン大統領は21日、ウクライナ侵攻を開始して以降、初めて年次教書の演説に臨み、これまで通り侵攻を正当化しました。
ロシア、プーチン大統領:「彼らが戦争を始めたのだ。ウクライナ紛争をあおり拡大させ、犠牲者を増やした責任はすべて西側エリートにある。そしてもちろん、キエフ(キーウ)の現政権にもある」
1時間45分にも及んだ演説。ロシア問題に詳しい専門家は、直前のアメリカのバイデン大統領のウクライナ電撃訪問に対する反発など、強いメッセージがなかったと指摘。そのうえで、次のように話します。
筑波大学・中村逸郎名誉教授:「ただで退く男ではないので要警戒です」
専門家が読み解くプーチン氏の真の狙いとは?
中村名誉教授:「今、軍事作戦を展開していますけれど、これに勝利するんだという強いメッセージが出てくるかと思ったが、全く出てこなかった」
専門家は、プーチン大統領が迷走している可能性があると指摘します。
中村名誉教授:「プーチン大統領は混迷し始めてきている。かなり及び腰になってきている」
■動向には警戒「戦術核で反撃してくる危険性も」
しかし、プーチン氏の動向には警戒が必要だとも指摘します。
中村名誉教授:「年次教書を聞いて欧米の首脳たちがプーチン大統領、相当弱っているなと一安心させておいて、戦術核で反撃してくる危険性もある。ここは安心せずにロシア軍の動きは見ておかなければならない」
(「グッド!モーニング」2023年2月22日放送分より)
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