ADK前社長起訴内容認める 五輪汚職初公判 高橋元理事に「どうか助けて下さい」と依頼 東京地裁|TBS NEWS DIG
東京オリンピック・パラリンピックを巡る汚職事件で、組織委員会の元理事に賄賂を贈ったとして起訴された広告大手「ADKホールディングス」の前社長がさきほど東京地裁で開かれた初公判で起訴内容を認めました。
起訴状などによりますと、ADK前社長の植野伸一被告(69)は、ADKが東京オリンピックのスポンサー業務に参画する上で便宜を図ってもらえるよう大会組織委員会理事だった高橋治之被告(78)に頼み、見返りに2019年11月から去年1月までの間に合わせておよそ1400万円の賄賂を渡した罪に問われています。
きょう午前、東京地裁で開かれた初公判で植野被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。特捜部が賄賂とみたのは、ADKと高橋被告が結んでいたコンサルティング契約の報酬などです。
初公判の冒頭陳述で検察側は、植野被告と高橋被告らの具体的なやりとりを明らかにしました。
冒頭陳述によりますと、植野被告は高橋被告や当時の組織委員会の森喜朗会長、日本オリンピック委員会の竹田恒和会長と会食を重ね、「高橋被告にADKがスポンサー契約業務を行えるよう後押しを依頼していた」と指摘しました。
その上で、ADKがオリンピックのスポンサーを1社も獲得できていないことに焦りを募らせた植野被告が2018年に高橋被告と会食し、「スポンサー集めに苦労しています。どうか助けて下さい。スポンサーを紹介して下さい」と依頼し、高橋被告が「おぉわかった」と了承したとのやりとりを明らかにしました。
検察側はその後、高橋被告が電通に対し、スポンサー1社をADKに担当させるよう繰り返し要求したと指摘しました。
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