【強烈寒気】都心ー0.7℃ 野菜凍り…食卓影響も 浅草では温かさ求め「豚汁」に行列(2023年2月16日)

【強烈寒気】都心ー0.7℃ 野菜凍り…食卓影響も 浅草では温かさ求め「豚汁」に行列(2023年2月16日)

【強烈寒気】都心ー0.7℃ 野菜凍り…食卓影響も 浅草では温かさ求め「豚汁」に行列(2023年2月16日)

 強い寒気の影響で16日朝の東京都心はマイナス0.7℃を記録し、15日ぶりに冬日となりました。この寒さで畑では野菜が凍るなど、私たちの食卓にも影響が出ています。

 15日ぶりの冬日となった東京都心。最低気温がマイナス0.7℃となり、今月に入り最も寒くなりました。掃除をする手も真っ赤になっています。

 屋外で掃除をする人:「きのう、きょう寒いから、こういう風になった」

 通勤する人:「(寒さが)つらいな~って感じ。懐は寒いけど、心は温まりたい」

 寒さと荒波にも負けず、食卓を守る人がいます。

 ワカメ漁師「佳栄丸」・栗山義幸さん:「緊張感あるから割と暖かい」

 神奈川県横須賀。実はここ、あまり知られていませんがワカメの養殖地でもあります。肉厚で歯ごたえのある猿島ワカメ。現在、配送が1カ月待ちという人気です。1月から収穫を迎え、現場は寒さとの戦いです。

 ワカメ漁師「佳栄丸」・栗山義幸さん:「(Q.風強いですね)ワカメの時期はこんなもの」

 東京湾の水温が一番下がるこの時期がワカメには最適な温度です。

 陸に戻っても寒さとの戦いは続きます。収穫したワカメを加工する作業は外で行われます。冷え込む浜での水仕事、慣れるものではありません。3月まで続く収穫。この寒さ、ワカメには最適ですが問題は人です。

 ワカメ漁師「佳栄丸」・栗山義幸さん:「何より動いている人が寒いから、あまり寒いと休みという話になる」

 寒さと戦うのは、農家も同じです。

 片山農園・片山章子さん:「ここら辺も全部、霜。ずーっと」

 千葉市にある畑。霜が張り付いているのは“ホウレンソウ”です。

 片山農園・片山章子さん:「地べたに(葉っぱが)はいつくばる。普通は上に育つが、寒いから葉っぱが横に広がる」

 いつもは真っすぐ育つホウレンソウ。霜が付いたまま収穫したホウレンソウはしおれてしまい、商品になりません。

 片山農園・片山章子さん:「くったくた。それがしゃきっと戻ることはない。寒さが強いとおいしくなる反面、(葉などの)傷みが心配。品物として出荷できない方が心配」

 寒空の下、浅草にひときわにぎわう場所がありました。

 並んだ人:「寒い。インスタで見て温かいものが食べたいなと」

 寒さと格闘してでも食べたい、ぽかぽかグルメが。有機野菜と角煮が入ったボリューム満点の豚汁です。およそ3時間煮込んだ角煮はトロットロの柔らかさ。おにぎり付きなのも嬉しいポイントです。寒い日は、売り上げが5割増しだそうです。

 MISOJYU・小山朝之店長:「待って寒くなった体に温かいみそ汁を飲んでいただき、温まるのもいい体験の一つかな」

 「春の足音」が聞こえてくる場所も。世田谷区の羽根木公園、梅の花が見頃を迎えていました。

 来園者:「(Q.どうですか、日本の梅は?)スバラシ~デス!」「スシを食べます!そしてウメを見るために」「本当に春の兆しが暖かく感じる。最高ですね、ありがとうございます」

 園内は霜が降りるほどの寒さですが、16日の景色は特別でした。澄み切った青空のかなた、梅の花の向こうに富士山が浮かび上がります。皆さん撮影に夢中です。

 来園者:「こんなに(富士山が)見えたのは初めて。満開に近くなってきているので、ちょうど良かったです」

 60品種、650本の梅の木はすでに6割が開花。「異例のペース」だといいます。

 北沢公園管理事務所・田尾浩所長:「例年より2週間くらい早くなっている。12月、1月に暖かい日があり、雨も多く水分も影響している」

 さらに先週末の春並みの暖かさもあって、一気に花が咲きました。

 北沢公園管理事務所・田尾浩所長:「(Q.きょうの寒さは、つぼみに影響する?)ちょっと休憩しているが、暖かくなると、また膨らむ」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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