“緊急事態宣言”巡り尾身氏「重篤度も考慮し判断」 政府や都の思惑は・・・(2022年2月1日)
東京では1日、1万4445人の新型コロナウイルス新規陽性者が確認され、病床使用率は50.7%となるなか、尾身会長が国会で「緊急事態宣言」を巡り、「院者の重篤度も考慮して総合的に判断する必要がある」と話しました。
基準を示すことが求められています。
立憲民主党・柚木道義衆院議員:「特に緊急事態宣言について、東京都の小池都知事も様々なお考えを示しのなかで、都道府県が明確に判断できるよう国として明確で分かりやすい基準を速やかに示すこと・・・」
政府分科会・尾身茂会長:「ECMO(体外式膜型人工肺)の使用をはじめ、入院者の重篤度も考慮して私は総合的に判断する必要があると思います。重症者の増加も含め医療機能不全が想定されれば、実際にその機能不全が発生する前に緊急事態宣言を出すオプションもあり得ると思います」
緊急事態宣言の発出について基本的対処方針への明記を求める小池都知事の考えについて、新型コロナ担当の山際大臣は・・・。
山際新型コロナ担当大臣:「専門家の先生方のご意見を踏まえなくてはいけないものというふうに思っております。できるだけ速やかに、その何を分科会で議論して頂くかも含めて決めて、分科会は開かせて頂きたいと思っております」
緊急事態宣言について、政府は慎重な姿勢です。
政府高官:「経済で皆飯を食っている。“オミクロンからは守ったが飯は食えなくなった”は困っちゃうから」
政府関係者:「東京都だって小池さん、(国への)責任転嫁はともかくとして、強い措置をやりたいとは思ってないと思うけど」
東京都で1日に確認された新型コロナの新規感染者は2日連続、曜日最多の1万4445人。病床使用率は50.7%に達しました。
また、大阪府は過去最多の1万1881人の感染が確認され、18人の死亡も判明しました。
検査体制も逼迫(ひっぱく)しています。さらなる感染拡大に検査が追い付くことはできるのでしょうか。
医療用機器を製造する「プレシジョン・システム・サイエンス」が開発した全自動PCR検査装置を集めた拠点。
プレシジョン・システム・サイエンス、田島秀二社長:「DNAを抽出、PCR試薬を混ぜる、蛍光で測定、その一連の作業を全自動で行える装置が並んでいます」
全自動のため人為的なミスを防ぐことができ、判定までの時間も短いと言います。
プレシジョン・システム・サイエンス、田島秀二社長:「(PCR検査は)合計すると5、6時間、一般的にかかる」「(Q.これだと?)2時間。すぐにPCRが受けられるという体制を、数をそろえて日本全国に展開できる、配備できるようなことに尽力したい」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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