米上空「飛行物体」を撃墜 破片回収し分析へ(2023年2月11日)

米上空「飛行物体」を撃墜 破片回収し分析へ(2023年2月11日)

米上空「飛行物体」を撃墜 破片回収し分析へ(2023年2月11日)

 アメリカ政府は、アラスカ上空を高高度で飛んでいた「物体」を戦闘機で撃墜したと発表しました。ワシントンから報告です。

 (小島佑樹記者報告)
 バイデン大統領は、飛行物体の確認から半日ほどで撃ち落とす判断を下しました。

 アメリカ、バイデン大統領:「(Q.アラスカ上空で撃墜された物体についてコメントは?)うまくいったよ」

 バイデン政権が最初にこの物体をアラスカの上空で確認したのは現地9日の夜でした。

 そこから追跡を続けていましたが、民間の航空機が飛ぶ高度とほぼ同じ高さを飛んでいたことや操縦機能があるようには見えず、進路を予測することが難しかったこと、さらに破片の落下によるリスクが低い場所だったことから10日の朝、バイデン大統領が撃墜を指示し素早く実行に移した形です。

 4日に中国の気球を撃墜した際には、野党から「対応が遅く、弱腰だ」などと政権を非難する声が上がっていて、こうした声を意識したとも言えます。

 また、バイデン政権は偵察用気球の製造などに関わったとして、中国企業6社を禁輸リストに加えると発表しました。

 11日に撃墜した物体がどこから飛んできたのか、そしてその目的は何なのかはまだ分かっておらず、今後、破片の回収と分析が進められることになります。
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