【有罪判決】「フェラーリ」デザイナー“暴走” 制限速度を88キロ上回り走行…

【有罪判決】「フェラーリ」デザイナー“暴走” 制限速度を88キロ上回り走行…

【有罪判決】「フェラーリ」デザイナー“暴走” 制限速度を88キロ上回り走行…

「エンツォ・フェラーリ」のデザインを手掛けるなど、世界的なデザイナーの男が去年10月、制限速度を88キロ上回る128キロで車を走行させたとして、道路交通法違反の罪に問われました。10日の判決で、裁判官は「非常に危険」と指摘。有罪判決を言い渡しました。なぜ、大幅なスピード違反を犯したのでしょうか。

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今から22年前の2001年に撮影されたのは、奥山清行被告(63)が車のスケッチをする様子。実は、「フェラーリ」のスケッチでした。

奥山被告は、2002年に台数限定で販売されたイタリアのスーパーカー、「エンツォ・フェラーリ」をデザインした本人です。その奥山被告が、自身がデザインした「エンツォ・フェラーリ」に乗り、去年10月、速度違反を起こしたのです。山形市の西蔵王高原ラインで、制限速度を88キロ上回る128キロで車を走行させたとして、道路交通法違反の罪に問われました。

10日、山形地裁で開かれた判決で、裁判官は「速度超過の程度が大きく、非常に危険」と指摘した一方で、過去10年の間に交通事故や違反などで罰金以上の刑罰がなく、犯行を認めていることなどから、奥山被告に懲役4か月、執行猶予2年の有罪判決を言い渡しました。判決後、奥山被告は「このたびは皆様に大変ご迷惑をおかけしました」と頭を下げました。

山形新幹線などの車両デザインも手掛けた、世界的デザイナーの奥山被告はなぜ、大幅なスピード違反を犯したのでしょうか。

奥山被告がスピード違反で摘発された現場は、見通しの良い直線道路ですが、標識では時速40キロの速度制限が掛けられています。現場は片側1車線の道路で通行量は少なく、上り坂や下り坂が連続しています。

判決によると、奥山被告の車は犯行当時、エンジンを冷却するラジエーターの水温上昇を示す警告灯が点灯していました。このため、「車体に風を当てて、水温を下げるために速度を上げた」としていますが、裁判官は、「動機にくむべきものがあるとは言えない」と述べました。
(2023年2月10日放送「news every.」より)

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