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【速報】次期日銀副総裁に内田眞一氏と氷見野良三氏(2023年2月10日)
岸田総理大臣は4月に任期が切れる日銀の黒田総裁の後任に、経済学者で元日銀審議委員の植田和男氏を起用する意向を固めました。
植田氏は東京大学の名誉教授で71歳。専門はマクロ経済学や金融論で1998年から2005年まで日銀で審議委員を務め、金融政策を決める会合などに出席していました。
1999年から日銀が初めて取り組んだ政策金利を限りなくゼロ近くに誘導する、いわゆる「ゼロ金利政策」や2001年から導入された量的緩和策の立案に携わりました。
また、副総裁には日銀理事の内田眞一氏と元金融庁長官の氷見野良三氏(62)が充てられる見込みです。
内田氏は東京都出身の60歳。1986年に東京大学を卒業し、日銀に入行しました。
新潟支店長や金融政策を担う企画局長、名古屋支店長などを歴任し、2018年に総裁・副総裁に次ぐポストの理事に就任し、金融政策や金融市場などを担当しています。
去年、急激な円安が進んだ際には、財務省・金融庁との「3者会合」で対応を協議しました。
関係者によりますと、「金融政策一筋、金融政策の申し子」といってもいいくらいだということです。
氷見野氏は富山県出身で、1983年に東京大学法学部を卒業し大蔵省に入省しました。
スイスにあるバーゼル銀行監督委員会や金融安定理事会で要職を務めるなど、国際的な金融規制に詳しく、2020年から1年間、金融庁長官を務めました。
国際派として知られ、東西の古典や美術にも造詣(ぞうけい)が深く、著書もあります。
現在は、ニッセイ基礎研究所のエグゼクティブフェローや、法律事務所の特別顧問を務めています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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