ボランティア“空港にぎっしり”トルコ大地震で支援詰めかけ 世界中から支援物資も(2023年2月9日)

ボランティア“空港にぎっしり”トルコ大地震で支援詰めかけ 世界中から支援物資も(2023年2月9日)

ボランティア“空港にぎっしり”トルコ大地震で支援詰めかけ 世界中から支援物資も(2023年2月9日)

 懸命の救助活動は今も続いています。6日にトルコ大地震が発生してから生存率が著しく低下するとされる“72時間”が経過しました。

 トルコ・イスタンブールの空港。びっしりと人で埋め尽くされたロビー。ボランティアで現地に入ろうと空港に詰め掛けたのです。それぞれバックパックなどを持ち、航空機に乗ろうと行列ができています。あまりの人の多さにゲート内に入らないよう抑える警備員たちの姿も。

 世界中から寄せられる支援物資。スペインからはおむつやマットレス、コートなど生活するうえで必要な物が送られます。イラクからは、米や砂糖など食料650トンがトラックで運ばれていきます。

 しかしその一方、被災地では地震で大きな被害を受けた南部の町では水や食料、暖かい毛布を求め、支援所に住民たちが殺到しています。多くのボランティアや物資が続々と集まるなか、支援物資が不足している町も…。

 被災した住民:「絶望の中で生きています。ここは私たちの故郷であり、この状況が現実です」

 この街へつながる幹線道路は至る所で亀裂が発生。さらに、国の重要な港で火災、物流が混乱している状況が続いているのです。

 水や食料を求め手を伸ばす被災した住民たち。この街に続く幹線道路は、至る所で亀裂が発生し道路は寸断。極端に物資が不足しているのです。被害を免れた道路も車が集中し、渋滞が発生。援助物資が届くが遅れる原因に。

 町中では、がれきで車がほとんど動けないエリアも。屋根があるスペースにはテントが設置され、その場所に避難する住民。建物の一部が崩れ落ち、半分がえぐり取られたように残されたアパートも。

 雨風のしのげない屋野ざらしのなか、たき火で暖を取る姿が。住む家を失った人、倒壊を免れても度重なる余震で建物の中にはいられない人。少しでも安全な道路で互いに身を寄せ合っています。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2023
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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