【花粉症対策】今年の花粉は過去10年で“最強”!環境省が紹介した99%カットの「インナーマスク」とは?|TBS NEWS DIG
ついに花粉の季節がやってきてしまいました…。スギ花粉が関東・北陸・中国地方などで、過去10年間で最も多くなるのではないかと予想されています。
そんな中、環境省が紹介しているのが「インナーマスク」。花粉を99%カットしてくれるうえに、作り方は簡単!詳しくご紹介します。
■花粉飛散量「非常に多い」の都県が続々と
山内あゆキャスター:
今年はどうも量が多いようなんです。関東では、埼玉は「多い」。それ以外、群馬・栃木・茨城・千葉・東京・神奈川は「非常に多い」という予想となっています。
関東甲信地方で見ても、花粉の飛散量は、2022年の2.1倍。
花粉の飛び始めは2月中旬ということです。
ホラン千秋キャスター:
すでに1月の頭ぐらいからつらいです…。
■許容量を超えると発症するという“コップ理論” 実は間違いでした!?
山内キャスター:
花粉症の症状について「コップ理論」って聞いたことありませんか?
それぞれの人が、花粉の許容量のコップを持っていて、それを超える量の花粉が入ってくると、花粉症を発症してしまうというもの。
1回発症してしまうと、その後ずっと花粉症といわれていました。
しかし、数年前に花粉症だなと思って発症したけれども、その後あまり発症しないという人もいます。これって理屈が合いませんよね。
KARADA内科クリニック五反田の佐藤昭裕院長に聞きますと、「実は、コップ理論は間違っています」とのことです。
■花粉症になる人、ならない人の違いとは?
花粉症とは、花粉が体内に入ってくると、これは悪いものだと感じて抗体を作ります。この抗体を作った後に、アレルギー反応を引き起こすような、いわゆるヒスタミンと呼ばれるような、症状が出る物質を放出することによって、くしゃみ・鼻水などの症状が出るんです。
ということはつまり…
花粉症の人は毎年花粉を感じるたびに抗体を作ってしまう人。
時々症状が出る人というのは、時々しか抗体を作らない人。この差なんです。
どうしてこういう差が出る人がいるのかなどについては、まだはっきり分かっていないそうなんです。
ただし、血液検査で、抗体作りやすい人とそうでない人はわかるということでした。
井上キャスター:
私、時々あるんですけど、誰も診断してくれないので、病名がわからない怖さがある。検査をしてもあまり出ない。「数値が低いのであなたは多分、花粉症ではありません」って。でも時々鼻水が止まらなくなります。鼻炎でもありません。アレルギーはありません。
山内キャスター:
風邪なのでは(笑)
井上キャスター:
だとしたら、もうちょっと労わって…
■ふだんのマスク ひと手間で花粉99%カット!?
山内キャスター:
花粉対策で欠かせないマスク。さらに効果を高めたいという人におすすめなのが、環境省が紹介する「インナーマスク」です。作り方は簡単!
準備するもの:
不織布マスク、ガーゼ(10cm×10cm)2枚、化粧用コットン
(1)コットンを丸めて、ガーゼでくるむ
(2)もう1枚のガーゼを四つ折りにし、不織布マスクの上に置く
(3) (1)のコットンを丸めたガーゼを、鼻の下にくるようにセットし、(2)のマスクをつければ完成。
これだけで花粉を99%カットしてくれるそう。
もうひとつ、画期的なグッズをご紹介。
「花粉ブロッカー3」(4980円)。顔を覆う花粉を防ぐ装置。つけ心地はどうですか?
上村彩子キャスター:
10分くらいつけているが、正面の透明部分が、全く曇らない。実は、モーターでファンを回して排気しているので、しゃべっていても曇らないですし、新鮮な空気が入ってくる。音はすごく静かです。200グラムぐらいで、重さはほとんど感じない。首元の締め付けを、ひもで調整することもできるので、締めれば花粉の入り込みをさらに防御できる。
ただ、おでこに布が接しているので、前髪だけちょっと潰れちゃうかな。
ホランキャスター:
洗濯物を干したり、取り込んだりするときは、前髪なんかどうだっていいですもんね。
井上キャスター:
死活問題の方は、これくらいやってもちょうどいいでしょう!
山内キャスター:
小さいクリーンルームを自分だけで作れますね。
■花粉から逃げろ!“避粉地”ツアーが人気
一方、花粉そのものから逃げようということで、“避粉地”ツアーというものも人気です。
北海道・釧路市。北海道には、スギが自生していない。特に釧路市には、ヒノキもないということで、雪も少なく晴れの日が多い春には、おすすめの“避粉地”です。
“避粉地”釧路市の市役所に聞いたところ、「花粉症の人は周りにはいません。花粉症といえば、“白樺花粉症”です」と話していました。
実際に釧路に行った方からは、「釧路ではマスクをしないで1日過ごせました」「一時的に症状が落ち着きました」という声がありました。
他にも、群馬・草津町は、標高が1200mと高いため、スギ・ヒノキが育ちにくいです。
沖縄・宮古市にもスギ・ヒノキがありません。3月は気候が穏やか、4月になれば海にも入れます。…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20230208-6066895)
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