性的少数者めぐる“差別発言” 総理秘書官を更迭…欧米メディア「偏見が根強く残る」(2023年2月6日)
3日、荒井勝喜総理秘書官が、記者団に向けて口にしたLGBTなど性的マイノリティーを巡る差別発言。
荒井秘書官:「隣に住んでいたら嫌だ」
野党から批判の声が上がると、岸田文雄総理大臣も動きます。4日、「言語道断だ」などとして、荒井秘書官を更迭しました。
岸田総理:「大変深刻に受け止めており、総理秘書官としての職務を解くという判断を致しました」
身内である与党・公明党の山口那津男代表は、次のように述べました。
山口代表:「総理や官邸の皆さんが、当事者の声を聞くということを、やっていただいたらいいんじゃないかと思う」
木原官房副長官はNHKの番組で、「あってはならない発言」と述べたうえで、多様性を尊重する社会を目指す岸田政権の方針と「全く相いれない」という考えを示しました。
欧米のメディアも、荒井秘書官の更迭を伝えるなかで、次のように指摘しています。
AP通信:「日本には、LGBTQ、女性、外国人などへの偏見が根強く残る」
BBC:「荒井氏の辞任は、岸田総理へのさらなる打撃だ。すでに数々のスキャンダルで複数の閣僚が辞任し、政権支持率は急降下している」
岸田総理は、荒井氏の後任に、経済産業省の秘書課長である、伊藤禎則氏を4日付で充てたことを明らかにしています。
(「グッド!モーニング」2023年2月6日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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