東京の大規模接種会場再開 緊急事態宣言 岸田首相は「現時点で検討せず」
東京では自衛隊による大規模接種会場が再開しました。新型コロナワクチンの3回目接種が本格化します。
医師
「ワクチン接種、今回3回目ということでよろしいですね? それでは針刺さります。しびれた感じはないですか」
ワクチンはモデルナ製が使用されていて、接種対象は事前予約した18歳以上で、2回目からの接種間隔が6か月以上経過している人です。
ワクチンを打ち終わった人
「今、小学校でコロナにかかる方が増えているので、予防のためになるべく早く注射を受けられたらと」
来月5日までの4320人分の予約枠は予約の受付開始からわずか9分で埋まりました。次回来月7日からの接種分は午後6時から予約が開始されます。
国会では、野党側が3回目のワクチン接種率が低迷していることについて岸田総理に迫りました。
立憲民主党 江田憲司衆院議員
「この接種会場をもっと何か所かつくったり、それから接種数を増やしたり、総理ね、これはもう総理の主導でしかできません」
岸田首相
「来週からこの東京会場においても接種の容量・能力を引き上げ、そして地方自治体においても大型の接種会場の設置・ご協力いただく。こういった取り組みを進めていきたいと考えております」
さらに野党側は東京の病床使用率が緊急事態宣言を要請する50%に迫っているとして、要請があれば認めるのかと質したところ、岸田総理は・・・
岸田首相
「少なくとも現時点で緊急事態宣言の発出は、政府としては検討はしていない」
岸田総理は「東京都の重症病床の使用率は37.6%、東京都独自の基準でも4.5%にとどまっている」として、現時点で緊急事態宣言の発出は検討していないと明言しました。そして、現在適用中の「まん延防止等重点措置」の効果も見極めたうえで、「最後は政府としてしっかり総合的に判断しなければならない」との考えを示しました。(31日17:33)
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