卒業式マスク“家庭の判断で”発言の永岡文科大臣 一転、臨時会見で釈明 「決まってない」【news23】|TBS NEWS DIG
卒業式でのマスクの着用をめぐり、永岡文部科学大臣は国会で「マスクを外すと家庭で決めた人は、外しての参加になろうかと思う」と答弁しました。しかし、その後、一転して“現時点では決まっていない”と釈明するなど波紋が広まっています。
■卒業式の子どもと保護者の記念写真 マスクすべき? 外すべき?
2月2日の衆議院予算委員会。
立憲民主党 柚木道義 衆議院議員
「私も、娘が小学校をことし卒業。卒業式の案内が来ましたが、保護者・児童で写真撮影があるわけですね。マスクどうなの、と」
これに、永岡桂子大臣は…
永岡桂子 文部科学大臣
「卒業式にマスクを着用するかどうか、現場での教師の責任とならないようにと。確かに私もそう考えております。個人というよりも、家庭での議論というのが、非常に大きな要素を占めると思っております」
卒業式のマスク着用について「家庭での議論が大きな要素」と答弁。
柚木道義 議員
「卒業式に、子どもたち、学生さんたち、保護者も含めて、マスクを外して参加・出席できる可能性があるということでいいですか?」
永岡桂子 大臣
「マスクをしなければ出席したくないというお子さんはマスクをして、そしてマスクは外して行きますと、ご家庭で決められた方はマスクを外しての参加、となろうかと思っております」
“家庭で決めれば、マスクを外しての参加も可能”との認識を示しました。
中学3年生
「いまさら外すと、誰?ってなっちゃうんで、気まずくなっちゃうんで、マスクは着けたいです」
中学生2年生
「卒業式って最後だから、親にも顔を見せてあげたいなって気持ちがある。一生残るものだし」
しかし同日、永岡大臣による臨時会見が開かれ…
永岡桂子 大臣
「現時点で、卒業式のマスクの取り扱いにつきまして“決めたという事実はございません”」
「答弁が誤解されている」などと釈明しました。
■しどろもどろの会見で発言修正… 具体的な見解・指針は3月上旬より前に
Q.臨時に説明されるに至った経緯は…
永岡桂子 大臣
「えっと…なんですかね…?(※男性が耳打ち)これはですね、私もよくわからなかったのですが、私自身が言っていることが誤解されているというようなことが、あったようでございますので、それを修正する…いいえ、修正するじゃないですね…その趣旨をですね、しっかりとお伝えしたいということです」
永岡大臣は「今後の政府全体の判断を踏まえて、どのような対応をするか決める」と説明しました。
政府は、3月上旬より前に、マスク着用に関する具体的な見解や指針を示す方向で調整しています。
■給食の“黙食”しかり… 一度定着すると戻れない…
データサイエンティスト 宮田裕章 慶応大学医学部教授:
大人たちはとっくにマスクを外して会食などしてるわけですよね。もっと早く、こういうタイミングが来るべきだったと思います。
一方で、学校では厳格に適用されやすくて、“黙食”というものも続いてると言われてる。2022年4月にも、日本全体で黙食を緩和すると言ったが、なかなか進んでこなかった。
山本恵里伽キャスター:
定着してしまうと、呼びかけだけでは、どうしても進まないですよね。
宮田教授:
対策を行って、しっかりその結果を見て、効果がなければ追加の基準を作っていって、新しい社会の形を取り戻していく必要がある。
山本キャスター:
個人の判断、家庭の判断では困ってしまいますよね。
宮田教授:
同調圧力が強い中で、マスク着用となった。その分、それを撤廃するのもまた難しい。
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