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【独自】東京湾で「タチウオ」釣り放題 巨大「ドラゴン」も…気候変動で“急増”【もっと知りたい!】(2023年2月2日)
今、東京湾に異変が起きています。古くから江戸前の食材として親しまれてきた「シャコ」などが姿を消すなか、今、“救世主”と呼ばれているのが、「タチウオ」です。真冬の東京湾を取材しました。
■「新たな江戸前の主役」タチウオ
近年、温暖化の影響で変化が起きている東京湾。異変は、海の幸にも起きていました。
太刀魚漁師 川崎勇さん(87):「取れない魚が多くなっちゃった。シロギス、メゴチね。もう、ご飯も食べられない時代になっちゃったんですよ」
漁師たちが頭を抱えるなか、救世主として期待されるのが、「新たな江戸前の主役」タチウオです。
タチウオを求め訪れたのは、横浜市にある柴漁港。柴漁港は、江戸前を代表する「小柴のシャコ」が有名ですが、近年では漁獲量が激減し、貴重な存在となっています。
釣り船「三喜丸」の斎田正道船長の協力のもと、救命胴衣を装着し、出発します。向かうは、横須賀の走水沖。釣り場に到着すると、そこには、すでに多くの釣り船がいます。
■釣り初挑戦! 果たして結果は…?
周囲の船が次々と釣り上げるタチウオ。いよいよ挑戦です。
実は移動中の船内では、初めての釣りにもかかわらず、自信をのぞかせていた斎藤ちはるアナウンサー。すると、早速…。しかし、海面付近で針が外れ、逃げられてしまいました。
斎藤アナ:「今のは、『ドラゴン』逃がしちゃいました」
「ドラゴン」とは一般的に体長120センチ以上、体の幅が指5本分以上の巨大タチウオのことをいいます。逃がした魚は大きかったですね…。
さおに当たりはあるものの、なかなか釣り上げることができません。
「目標は10匹を目指して頑張ります」と言っていた、釣りを始める前の自信はどこへ行ってしまったのか…。
結果が出ない状況に、斎田船長も心配そうに見つめます。そんな斎藤アナに、3度目のチャンスがやってきます!
「重たい!すごく重たい」と、タチウオと格闘する斎藤アナ。見事、タチウオを釣り上げました。船長にも、ようやく笑顔が戻ります。
斎田船長:「自分の実力で釣ったやつだから、三度目の正直だったね」
斎藤アナが初めて釣ったタチウオの大きさは…。
斎田船長:「ぴったり1メートル。もう1匹釣ろう」
これで、コツをつかんだのか。なんと初心者ながら、4匹もタチウオを釣り上げることができました。
■「わんわん増えた」メインはタチウオへ
タチウオは元々、熱帯から温帯にかけて生息していました。
斎田船長:「冬場の魚って、カレイとかアイナメっていうのが、うちなんかの港で、前は冬場の魚だったんだけど。そういうのが、だんだんいなくなっちゃった。その代わりに、タチウオがわんわん増えてきて。今、とにかく東京湾全体でタチウオが多くなって、水産試験場のほうでも、もっととりましょうということで。でないと、生態系が狂っちゃうと」
今では底引き網漁も、メインはタチウオへと変わってきているといいます。
斎田船長:「これだけとってきても後から、色んな魚が交代交代出てきますから。やっぱり、きれいにまとめて、本当に東京湾を大事にしないと」
(「グッド!モーニング」2023年2月2日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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