“神の使い”奈良公園のシカ“独自の遺伝子型”判明…「稀有な存在」「生きる文化財」(2023年2月1日)

“神の使い”奈良公園のシカ“独自の遺伝子型”判明…「稀有な存在」「生きる文化財」(2023年2月1日)

“神の使い”奈良公園のシカ“独自の遺伝子型”判明…「稀有な存在」「生きる文化財」(2023年2月1日)

 人懐っこいことでもお馴染みの奈良公園のシカ。国の天然記念物にも指定されているこのシカについて、今回、新たな研究結果が明らかになりました。

 福島大学大学院・高木俊人さん:「稀有(けう)な存在であることが言えます。まさに、生きる文化財のようなもの」

 福島大学などの研究によりますと、奈良県をはじめとする紀伊半島の広い範囲でシカのDNAを調べたところ、奈良公園のシカだけが他の地域とは異なる独自の遺伝子型を持っていたということです。

 その起源は1400年前までさかのぼり、古墳時代か飛鳥時代から、独自の群れを保ってきたと推定されています。

 野生のシカの群れは、森林の減少や狩猟などで消滅することが多いといいますが、奈良公園のシカは古くから「神の使い」として大切に守られてきた結果、独自性を保ったまま生き延びてきたとみられます。

(「グッド!モーニング」2023年2月1日放送分より)
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