渋谷のシンボル「東急本店」55年の歴史に幕 跡地に164m“新ランドマーク”(2023年1月31日)

渋谷のシンボル「東急本店」55年の歴史に幕 跡地に164m“新ランドマーク”(2023年1月31日)

渋谷のシンボル「東急本店」55年の歴史に幕 跡地に164m“新ランドマーク”(2023年1月31日)

 東京・渋谷のシンボルとして半世紀以上にわたって営業してきた東急百貨店・本店が閉店します。最後の日の31日は、開店前から長蛇の列ができていました。

 31日に閉店を迎える東急百貨店・本店。最後の思い出を残そうと、開店前から多くの人が集まっていました。

 渋谷で開業して55年。渋谷のシンボルとして半世紀以上にわたって営業してきました。東急本店が誕生したのは1967年。

 その当時は、ぱっちりとした大きな目にミニスカートの女王と呼ばれたツイッギーさんが来日した年でした。ミニスカートのブームなどで、この場所は「おしゃれのコーディネーション」の発信地としてにぎわってきました。2日前も来店した親子は、大好きな百貨店がなくなると聞いて31日も足を運びました。

 娘(50代):「昔からありますから、いつも楽しみで買い物に来ていました」

 母(80代):「(きょうが最後で?)寂しいです。思い出がいっぱい詰まっている。最後だと思って、また来たんです」

 こだわりのある商品を求め、親子で何度も通ったといいます。

 母(80代):「これ(帽子)もその時に買ったね」

 娘(50代):「お買い物もそうなんですけど、店員さんの対応とかもすごく良かった」

 母(80代):「すごく良かったの」

 営業最終日の31日に行われたラストセール。父親が昔、本店で呉服店を営んでいたという女性は…。

 昔、父親が呉服店を経営していたという女性:「東急ができてすぐの時に(父親が東急と)縁があって、フロア全体に呉服の売り場にしたいと。商品をバッと毎日、たくさん売れていた時代だったから。扱って、家に帰るという」

 東急本店は忙しい父親と会える特別な場所でした。

 昔、父親が呉服店を経営していたという女性:「半分、家みたいな感じでしたね。フロアも遊び場だったし、寂しいですよね」

 たくさんの人に惜しまれながら55年の歴史に幕を下ろす東急本店。生まれ変わる未来の姿とは…。

 31日に閉店を迎える東急百貨店・本店。気になるのは未来の姿です。実は、跡地には商業施設やホテル、賃貸住宅などが入る地上36階建て、高さ164メートルの複合施設の建設が予定されています。

 渋谷駅前では大規模な再開発が進み、世界中から人々が集まるなか、新しいランドマークを目指すといいます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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