28都道府県で「乾燥注意報」 河川敷や住宅で火災相次ぐ(2023年1月31日)
寒波が去った一方列島は、28の都道府県で「乾燥注意報」が出されています。31日も河川敷で、火災が発生し現在も延焼中です。
乾燥でしょうか…また河川敷で火事です。
消防：「（Q.まだ燃えてる）川の真ん中が燃えている」
火事があったのは、栃木県真岡市を流れる鬼怒川の河川敷です。
住民：「上の方から流れている、火が」「（Q.どんどん移ってきている？）そうですね」
この火事で6ヘクタールが焼けました。栃木県では4日連続で乾燥注意報が出されています…。
県内では、30日も大規模な火災が発生…。栃木市の渡良瀬遊水地の広い範囲が焼けました。夜中まで続いた消化活動…。小さな炎だった場所も…わずか7分で大きな炎に変わります。火は風に乗って燃え広がり、9時間余り燃え続けました。
一夜明けると、その被害の大きさが分かります。火事は渡良瀬遊水地の北側で発生。およそ2キロにわたり焼け焦げていました。30日夜は縁取るように火が広がっていましたが、31日は一面焼け焦げていました。コウノトリが飛来する場所…。近くまで火が迫りましたが巣は無事でした。市によると、この場所では火事などを防ぐため、3月にヨシ焼きを行う予定でした。
そして31日も、北海道から沖縄にかけての28都道府県で乾燥注意報が出されていて、全国各地で火事が相次ぎました。
山梨県甲府市では住宅火災で90代の男性と80代の女性が病院に搬送されました。
近隣住民：「勝手口辺りがすごい真っ赤だった」「住民が『消火器、消火器』って言うので持って行った」
乾燥が続くなかでの火災…。
2016年には新潟県糸魚川市で住宅など、120棟が全焼する火事が発生…。当時、火は乾燥した南からの強い風にあおられ住宅街に広がり、1日経っても消火されませんでした。
群馬県藤岡市でも31日朝、店舗兼住宅で火事があり、3人がけがをしました。
撮影者：「この辺でも雨の日は少なくて乾燥している。群馬名物のからっ風で、ものすごく風が強い」
群馬県では4日連続で乾燥注意報が出されていました。
来月1日も関東など、太平洋側を中心に空気の乾燥が続く見込みです。
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