『日本で売るより金になる』電子ごみを不正輸出しようとしたか…中国籍の男女らを逮捕（2022年10月18日）
税関に虚偽の書類を提出して、電気製品などから出たいわゆる「電子ごみ」を輸出しようとしたとして、通関業者らが逮捕されました。レアメタルを海外で売り利益を得ていたとみられます。
通関業者「華領」の取締役・夏川綾海こと陳岩英容疑者（４９）と廃棄物処理業者「興亜産業」の取締役・蘇宏光容疑者（４６）ら中国籍の男女５人は、電線や電子基板などのいわゆる「電子ごみ」約９２トンを税関にプラスチックと偽りマレーシアに輸出しようとした関税法違反の疑いがもたれています。
金などのレアメタルが含まれる電子ごみは抽出する際に有害物質が発生するため、申告せずに輸出することは禁止されています。
調べに対して、陳容疑者は黙秘し、蘇容疑者は「日本で売るより金になるので不正に輸出してきた」と容疑を認めているということです。
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