日本側“4人同時移送”を要請 捜査員を派遣し逮捕は機内か(2023年1月30日)

日本側“4人同時移送”を要請 捜査員を派遣し逮捕は機内か(2023年1月30日)

日本側“4人同時移送”を要請 捜査員を派遣し逮捕は機内か(2023年1月30日)

 フィリピンの入管施設に収容されている日本人4人について31日、身柄の引き渡し協議が行われることが分かりました。日本側はどういった働き掛けをしているのでしょうか。警視庁クラブから報告です。

 (社会部・金井誠一郎記者報告)
 捜査関係者によりますと、日本の警察側としてはなんとしても4人一斉に引き渡してほしいと要求しているようです。

 というのも、証拠を調べるにしても証言を集めるにしても4人がバラバラで次の人がいつ来るか分からない状況は何としても避けたいと。そして、これまでに特殊詐欺事件で逮捕状の出ている4人のため、これまでも身柄の引き渡しを要請し続けてきたなかで今回、フィリピン側が大きく動き出したこのチャンスを何としても逃したくないという考えがあるようです。

 また、日本の警察としては今後、現地に警察を派遣することになります。当然、フィリピンからの移送だと日本から飛行機を使っての移送になるので、日本の領空に入った際に安全面を含めてすぐに逮捕などの対応を行う必要があります。そのため公用パスポートやビザを取る必要性が出てきます。

 通常その作業には数週間がかかりますが、今回は今までにないスピード感で動いている印象があります。そして、すでにある程度の準備が進んでいるということです。
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