再び記録的大雨の恐れも…復旧と備えに追われるお盆休み 青森・秋田(2022年8月11日)

再び記録的大雨の恐れも…復旧と備えに追われるお盆休み 青森・秋田(2022年8月11日)

再び記録的大雨の恐れも…復旧と備えに追われるお盆休み 青森・秋田(2022年8月11日)

台風や暑さを警戒しながらのお盆休みとなりそうですが、すでに記録的な大雨に見舞われている青森や秋田では、浸水被害からの復旧が急がれるなか、さらなる大雨への警戒が必要な状況になっています。

400軒以上で浸水被害が確認された青森県の鰺ケ沢町で、一人暮らしをしている齋藤アキさん(87)。川の水は家の中にも押し寄せ、家具や着物など、多くの品を捨てることになりました。ただ、仏壇は奇跡的に被害を免れたといいます。

齋藤アキさん:「(Q.仏壇はつかっていなかった)ほっとしました。水につからないで、そのままであったからさ。それだけでも良かった」

片付けが終わるのは、まだ先になりますが、今年も夫が好きだった手作りの料理を供え、お盆を迎えるつもりです。

泥まみれの布団が山積みにされた寝具店。まだ水を含んでいるため、重くて1人では運び出せないといいます。

寝具店さかもと・前田克也さん(58):「(Q.店の被害は?)商品だけでも100万~200万円」

前田さんは、布団のレンタルも行っていて、帰省客の多いお盆は書き入れ時のはずでした。すでに入っている予約には、業者から借りて対応する予定です。

寝具店さかもと・前田克也さん:「今はなんとか検討して、やる予定なんですけど、まだ先が見えないので…」

川が氾濫し、一時2000人近くに緊急安全確保が出ていた秋田県の三種町。佐藤幸治郎さん(86)は、隣の能代市から実家の様子を見に来ていました。毎年、兄弟で集まり、お盆を過ごした部屋は、泥にまみれてしまいました。今年は、集まれるかどうか分からないといいます。

佐藤幸治郎さん:「まさか、こういうふうになると思ってなかった。天災だからどうしようもない」

東北では再び、記録的な大雨が降る恐れもあります。影響は夏まつりにも広がっています。11日に開催する予定だった、大館市の大館大文字まつりは、16日に延期となりました。

秋田市三大夏祭りの1つ、雄物川花火大会。コロナ前は9万人でにぎわいましたが、コロナ禍で、この2年間は中止に。今年は感染対策を徹底して行う予定でしたが、大雨の予報もあり、来月3日に延期となりました。

雄物川花火大会実行委員会・藤澤浩会長:「床上浸水などで悩み困っている時に、こっちで花火やって『わ~』というわけにはいかないとの発言もありました。本当にやりたかった。でもこれしょうがない」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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