母親「最後まで助けてもらえずこんな形に」中1自殺めぐり市長が初めて生徒の自宅訪問(2023年1月27日)

母親「最後まで助けてもらえずこんな形に」中1自殺めぐり市長が初めて生徒の自宅訪問(2023年1月27日)

母親「最後まで助けてもらえずこんな形に」中1自殺めぐり市長が初めて生徒の自宅訪問(2023年1月27日)

去年3月、大阪府泉南市の中学1年生が自殺した問題で、市長直轄の第三者委員会の調査が始まりました。

 去年3月に自ら命を絶った大阪府泉南市の中学1年生・松波翔さん(当時13)。生前、「いじめを受けたと教師に相談しても対応してくれない」と遺族にもらしていました。翔さんが亡くなった後、泉南市教育委員会は4か月間も調査を事実上放置して、学校は亡くなったことを半年以上クラスメイトに伝えていなかったのです。

 泉南市は遺族の要望などを受けて、1月27日にようやく第三者委員会による調査を始めました。自殺に至った経緯のほか、生前から亡くなった後までの学校や教育委員会の対応を調べるということです。

 第三者委員会が始まる前、泉南市の山本優真市長が初めて翔さんの自宅を訪れ、遺影に手を合わせました。

 (翔さんの母親)
 「ご存知だと思いますけど、助けを求めていたんです。結局最後まで助けてもらえなくてこんな形になった」

 (泉南市 山本優真市長)
 「(学校や泉南市教育委員会の)対応がどうだったのかというところは当然、遺族からお話をいただいたので、そこに関してはどうだったのか私も疑問ですから、そこに関して調査を公正中立にやっていただく。子どもだけの問題ではありません」

 遺族は第三者委員会の調査が適切に行われることを望んでいます。

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