『列島カチコチ』冬日地点9割超…バス停が雪に埋まる街も“最強寒波”東京でも雪か(2023年1月26日)
26日も北陸や北日本では、大雪となっています。今季“最強寒波”の影響で26日朝も気温が下がり、全国の9割以上の地点で氷点下の冷え込みとなりました。27日は、東京でも雪となる可能性があります。
“最強寒波”のピークは越えましたが、影響は各地で残っています。
新潟県魚沼市の守門では、積雪が2.5メートルに達しました。
下村彩里アナウンサー:「今、JR只見線の上条駅です。雪がものすごく積もっていて、駅にたどり着けません」「バス停が、埋まっちゃってますね。掘っても掘ってもバス停出てこないです」
26日、全国で一番寒かったのは、長野県上田市。-27.0度まで冷え込み、空気中の水蒸気が結晶化した『ダイヤモンドダスト』も見られました。
小学生:「朝起きたら、寝室が-5度。お湯が出なくなっていました」
東京の朝も凍てつき、最低気温は、今季最低の-3.4度。日比谷公園の噴水にも氷がはっていました。
寒かったのは人間だけではありません。
千葉・四街道市にある若月牧場では、ホルスタインの成牛に加え、約60頭の子牛を飼育しています。成牛は、ある程度の寒さには耐えられますが、子牛は体力が劣るので、寒さ対策は欠かせません。
若月牧場・若月美沙さん:「(ネックウォーマーは)気温が夜、5度を切るくらいの時に。今年はかなり寒くなったので、赤外線ヒーターを間に置くようにした。特に今年は厳戒態勢になっていて。コンパネ(合板)や、上から毛布をもう1枚かけている」
昔よりも、飼育に気を遣うようになったといいます。
若月牧場・若月一成代表:「最近の牛はちょっと弱い。改良が進んでいて。昔の牛の方が強かったから、多少の寒さは全然平気だった。牛の大きさが小さいから、どうしても保温する能力が落ちる。その辺は人間が助けてあげないといけない」
富山市では、歩道に止めてあるレンタサイクルに、雪が積もるだけでなく、タイヤのあたりが凍り、つららもできていました。
歩道の植木も雪と氷で覆われました。金沢市でも、中央分離帯の植木が凍りました。
城所海司さん:「道路脇の植え込みが、完全に氷で覆われてしまって、もうカチカチです。体重70キロの私が座れてしまいます」
午前9時までの最低気温は、全国913地点中、9割以上となる、838地点で、0度未満を観測。全国の約9割で冬日となったのは、3日連続です。
石川・志賀町では、水道管の凍結による漏水が相次ぎ、水道水を供給する配水池の水が大幅に低下しました。
断水する恐れがあるため、給水制限を行い、約2000世帯に影響が出ています。
住民:「(Q.自宅はどういう状況?)全く出ません。つい30分ほど前から」
大雪のため、複数カ所で立往生が発生した新名神高速道路。立ち往生は、26日午前中に解消、通行止めは午後11時半に解除されました。
ネクスコ中日本によりますと、凍結カ所の処理に時間がかかったということです。
27日も厳しい寒さで、西日本や東日本の太平洋側でも、雪が積もる可能性があります。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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