【賃上げ】第一生命は社員の賃金を平均5％引き上げへ 大手企業の前倒し表明相次ぐ(2023年1月25日)
第一生命が社員およそ5万人の賃金を平均5％上げる方針を明らかにしました。企業と労働組合が労働条件について交渉する春闘の結果を待たず、前倒して賃上げを発表する大手企業が相次いでいます。
第一生命は4月から営業職員のうちおよそ4万人と内勤職員およそ1万人、合わせて5万人についてベースアップを含め平均5％引き上げます。実現すれば内勤職員のベアは28年ぶりだということです。
アイリスオーヤマは4月から社員およそ4300人を対象にベースアップを含む5％の賃上げを行います。
AGCは去年に引き続き、平均6％程度の賃上げを検討しているとしています。
日揮ホールディングスは、ベアや職務手当の増額で、4月に月額10％程度の賃上げをする方針です。
このほか日本生命は営業職員の賃金を7％引き上げ、ファーストリテイリングは国内の従業員の報酬を最大40％引き上げます。また、サントリーホールディングスも従業員の賃金を6％引き上げる方針を示しています。
労働組合の全国組織である「連合」は、28年ぶりの高い水準となる5％程度の賃上げを求めている一方、大企業で組織される経団連は数値目標を示しておらず、政府が掲げる「物価上昇率を上回る賃上げ」がどこまで広がるか注目されます。
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