“10年に一度”西日本は猛吹雪 鳥取砂丘も銀世界に 北広島町はまるで“豪雪地帯”(2023年1月24日)
10年に一度といわれる強烈な寒波の影響についてです。中国地方、鳥取県の砂丘は大荒れになりました。
暴風雪警報が出された鳥取県東部。24日午後2時ごろから、激しい雪と風に見舞われました。瞬く間に天候が急変した鳥取砂丘。その前には、砂丘には強い風が吹き荒れ、砂が渦を巻いて舞い上がっていました。最大瞬間風速は25.2メートルを観測しました。観光客の持ち物もたちまち泥まみれに…。
観光客:「これが一番想定外でした。風と雪がすごくて、砂も刺さるように顔も体も打ち付けて、すごく強かったです」
天候が急変し、嵐のような状態に…。海は大しけになり、いつもは漁に出ている船も港に止まったままです。10年に一度の強烈な寒波は、名産品にも暗い影を落とします。いつもは売り場一面に並んでいる松葉ガニも…、24日は半分以下だといいます。「観光面でも大打撃」と店の人は嘆きます。
かねまさ・浜下商店、浜下哲爾社長:「きょうが最後のセリで先がほぼ見込めない。(松葉ガニが)5日くらい少なくなるのでは。観光客のキャンセルが出たり、ダブルパンチで影響を受けている」
隣の島根県でも、午前から雪が強まりました。国宝の松江城にも、屋根にうっすらと雪が…。気温は氷点下まで冷え込みました。信号待ちの男性。寒すぎるためでしょうか。身を縮めて道路を渡りました。
雪は温暖な太平洋側でも…。広島の山間部の道路は視界が白くかすみ、ヘッドライトが対向車の接近を知らせます。
北広島町には、豪雪地帯のような光景が広がっていました。風が強く気温計はマイナス8℃。午前の時点で、積雪は40センチを観測。今後強まる雪に町の人は戸惑うばかりです。
近隣住人:「(雪は)これからって言うけどあまり降ってくれるなよと。あんまり除雪することがないので四苦八苦・試行錯誤しながら」
兵庫県の日本海側でも雪が強まりました。関西屈指の温泉街・城崎温泉。午後になって激しく降った雪。山肌は白く染まり温泉街は雪化粧に包まれました。皆さん傘を差しながらの観光です。
観光客:「天気悪い情報より前から予約していたのでもう来るしかないと。奈良で(雪を)見ることないから新鮮ですね」
交通の便にも影響が出ています。駅に出来た長い列…、大雪で電車が運休する前に家路を急ぐ人が殺到したのです。
観光客:「怖いから早く帰ります」「運休になったら困るので」「(Q.雪は心配ですか)心配ですね。湯めぐりしたかったんですけどね」
JR西日本は、25日は山陰エリアの全線で終日運転を取りやめる予定です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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