“今季最強寒波”北海道の一部に「暴風雪警報」も 大粒の雪に強風、函館は今は…(2023年1月20日)
20日は暦の上で、1年で寒さが最も厳しいとされる「大寒」です。その言葉の通り、列島には今シーズン最強の寒波が迫り、北日本では午後から雪が強まっています。
水温わずかに6℃、およそ6メートルの高さから落ちてくる水は冷たさを超え、痛いほどです。
参加したロシア人:「気持ちよかった、気持ち良いです」
一年で最も寒さが厳しくなる「大寒」の20日、富山県上市町にある大岩山日石寺では恒例の滝行が行われ、50人以上の参加者が冷たい滝に打たれながら、無病息災を願いました。
今回で5回目の滝修行となる富山支局の中田記者、何年経ってもその冷たさには慣れないようですが、滝を浴びた年は風邪一つ引いたことがないということです。
最も寒いときこそ自分を厳しく鍛えようと、各地で行われる「大寒の禊(みそぎ)」。山口県防府市では、午前6時半に男女18人が集まり、無病息災を願いながら、1分間水に浸かりました。最低気温1.9℃のなか、声も震えます。
女性の参加者:「今はコロナが早く収束することを一番に願いました」「(Q.寒くなかった?)全然寒くないです」
一方、氷点下の気温では予期せぬ作品も生まれます。湖面からにょっきりと頭を出した巨大な氷。北海道上士幌町にある糠平湖の冬の風物詩「キノコ氷」です。この湖は森林を伐採して造られたため、湖底には多くの切り株が残り、水位が低下すると頭を出した切り株の上に氷がキノコのような形になって現れるのです。このキノコ氷の出現は、厳しい寒さの訪れも告げているということです。
来週、日本列島に襲来すると予想されている、10年に一度レベルという、強烈な寒波。西日本にかけても大雪となる恐れがありますが、週末、警戒されるのは…。
強い冬型の気圧配置の影響で、大雪や猛吹雪が懸念される北日本。被害に備えて、除雪作業が急ピッチで進められています。
地元の人:「(Q.夜から天気が荒れると)みたいですね。心配ですよね。凍結は怖いから、気温下がると。雪は降るとしんどいですね、雪かきもね」
その函館では、水面が凍り付いています。撮影した人によると、このところの冷え込みで、運河の水面が凍り、氷が海の方に流れていったといいます。
現在も1メートル60センチほどの雪が積もっている、新潟県魚沼市。こちらの男性は、19日20日と朝4時起きで雪かきです。
地元の人:「嫌だね、本当にもう暇がないもの。しょうがないけどね、こればっかりは。誰を恨むわけにもいかないから」
21日朝までに降る雪の量は東北で40センチ、北海道で50センチと予想されています。また、北日本の日本海側や北陸は、30メートル以上の暴風となる見込みです。それによりホワイトアウトの危険が高まるため、車の運転に注意が必要です。
すでに天気が崩れ始めたところもあります。函館では激しい雪が降り始めました。
観光客:「函館山で夜景を見る予定だったんですけど、ゴンドラが動かなくなって。それ(夜景)を見に来たんだけどね」
予定変更もやむを得ないほど、大荒れになるとみられる北日本、気になる今の状況は…。
暴風雪警報も出ている北海道ですが函館駅前には坂詰怜記者がいます。坂詰さん、現在の雪や風の状況伝えてください。
(坂詰玲記者報告)
函館は現在、大粒の雪が降っています。風も少し強めに吹いていて、100メートルくらい先には函館駅の駅舎がありますが薄っすらしか見えず、視界も悪くなっています。
函館は朝、晴れ間も出ていて穏やかだったんですが、20日午後4時半ぐらいから一気に雪が降り始めました。
ただ気温が0℃ほどと、そこまで冷え込んでいません。
北海道と言えばさらさらの雪を思い浮かべますが、道路に積もった雪を握ってみますと、固まるような重く湿った雪となっています。
函館はこれからさらに雪が強まる予報で帰宅ラッシュの時間とも重なります。
視界も悪くなっているため、車を運転する人は注意が必要です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く