大阪など『夜の人出』は減少 時短営業・酒類提供するかしないか…対応分かれる飲食店(2022年1月28日)

大阪など『夜の人出』は減少 時短営業・酒類提供するかしないか…対応分かれる飲食店(2022年1月28日)

大阪など『夜の人出』は減少 時短営業・酒類提供するかしないか…対応分かれる飲食店(2022年1月28日)

1月27日から大阪・兵庫・京都「まん延防止等重点措置」が適用されました。街では人出が減っているようで、再び苦境に立たされている飲食店を取材しました。

 1月28日には過去最多となる1万13人の新型コロナウイルス新規感染者が確認された大阪府。「まん延防止」が始まった27日の夜の街を記者が訪れました。

 (記者リポート)
 「午後8時の大阪・なんばです。人通りはかなり少なく感じられます」

 今回から、認証を受けている飲食店では「酒類の提供を午後8時半までとして営業時間を午後9時まで」か「酒類を提供せずに営業時間を午後8時まで」のどちらかの選択ができるようになりました。酒類を提供しない場合は売上などに応じて協力金が上乗せされます。そんな中で「酒類を提供する」と決めた居酒屋や寿司店に話を聞きました。

 (天秤棒千日前本店 店員・堀田道夫さん)
 「お酒がないとやはり厳しいものがあります。お酒なしだとたぶん(客が)すっからかんになると思う。(協力金は)だいぶ違ってきます。半分以下だと思うんですけどね」
 (立ち寿司 代表取締役・大八木一平さん)
 「店長と『どうする?』って言ったんですけど、お酒なしは考えられへんと。系列の5~6店舗で計算したらトータルで(協力金は)200万円弱は違う」

 再び始まった時短営業に客は…。

 (客)
 「つらいですね。もうちょっと飲みたいですね」
 「困っているお店とかはあると思うので、そういうお店に対してルールを守ったうえで売り上げに協力できたり力になれたらと思っています」

 一方で「酒類を提供せず営業時間は午後8時まで」と決めた飲食店もあります。

 (自由軒 吉田純子さん)
 「お酒の提供を控えるということでございます。午後8時までには皆さんにお帰りいただくような状態になっています」

 この店はカレーがメインのため、酒類の提供がなくても売り上げへの影響は小さいと判断しました。そんな中、自主的に休業を決めたバーがありました。

 (青果酒店 赤堀永店長)
 「午後9時から終電の時刻が一番混み合う時間でして。開けていてもあまり意味がないと言いますか、閉めざるを得ないですね」

 ところが、午後9時を過ぎても営業している店もありました。

 (記者リポート)
 「午後9時を過ぎましたが、まだ営業している店もあります。多くの客の姿が確認できます」

 実際、ミナミの街の人出はどうだったのか。27日午後9時の人出を携帯電話の位置情報を基にしたデータ(※提供:Agoop)で前日と比較すると、ミナミでは7%減、同じくまん延防止措置が出されている京都府の河原町・先斗町エリアで19%減、兵庫県の三宮駅周辺で13%減となっていました。

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