元交際相手の男性と連絡取れず…トラブルを警察に相談 福岡女性殺害(2023年1月17日)
16日、福岡市の博多駅前で女性が刺されて死亡した事件。発生から丸1日が経ちましたが、犯人はまだ捕まっていません。
亡くなったのは、福岡県那珂川市の会社員・川野美樹さん(38)。事件が起きた瞬間、女性の声が、周囲に響き渡ったといいます。
現場近くにいた男性:「ちょうど隣のホテルなんですけど、6時すぎごろにチェックインして、着替えをしていたところで、女性の悲鳴だけ聞いた感じ。『キャー』という悲鳴が。最初の悲鳴っていうのは、結構、苦しそうな悲鳴でした」
事件を目撃した男性:「『キャー』という声が聞こえたので、子どもがいるのかなというような感覚で見たら、男性が複数回、刺しているような行為が見えました」
川野さんは、頭や胸、腹など上半身を中心に、十数カ所の刺し傷がありました。男は、30代~50代で、黒い上着を着ていました。無差別的な犯行ではなく、面識のある人物の犯行だとみられています。
事件を目撃した男性:「慌てる様子もなく、堂々と歩いているような状況。(Q.走って逃げる様子は)走っている素振りはなかった」
目撃者によりますと、男は、裏通りに逃げたということです。現場から、凶器は見つかっておらず、男が持ったまま、逃走したとみられます。川野さんの死因は、多数の刺し傷による失血死で、骨折もしていたことがわかりました。
20年来の友人によりますと、川野さんは、若いころ、沖縄のダンススクールに通っていたということです。
川野さんの20年来の友人:「明るくて元気で、誰からも好かれるタイプ。彼女がいると、空気がすごい明るくなる。みんなから本当に好かれる人」
川野さんに最後に会ったのは、去年の夏ごろ。事件は、友人からの連絡で、初めて知ったといいます。
川野さんの20年来の友人:「もう混乱した。本当に信じられない。今も信じられない。(Q.何かトラブルを聞いたことは)私は全然聞いたことはないので、本当にびっくりしている。何かあったにしても、絶対にありえないこと。やってはいけないこと。本当に早く捕まってほしい」
親族の話では、川野さんは、15年ほど前に福岡に引っ越してきて、両親と娘と4人で生活しながら、仕事に通っていたそうです。最後に会ったのは、3日前でした。
川野さんの親族:「そのときは娘を絵画教室に9時半ごろ送って行くと。(Q.最近気になる様子は)それはない。それはなかったね」
捜査関係者によると、複数の警察署に男性とのトラブルを相談していたといいます。
川野さんの親族:「ストーカーみたいのにつけられていたと事件後に聞いた。何回か警察の相談に行ったと。(Q.どういう人につけられていた)それはわからん。顔見に行きたいけど、司法解剖が終わらないと連れて帰れない。捕まってもらわないと、美樹もかわいそう。どんな人間か知らないが、早く捕まってほしい」
捜査関係者によりますと、川野さんの警察への相談は、交際相手からの付きまといに関することだったといいます。トラブルがあったとされるのは、飲食店勤務の男性(31)で、警察は17日、男性の自宅を家宅捜索しました。この男性が、何らかの事情を知っているとみていますが、連絡が取れない状態だということです。
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